公立学校では、才能がつぶされる。不登校のほうが勉強ができる時代になったので、学校に行かないほうが安全かも。

うちの娘は、今、高度な数学を使って、電子機器の開発をしています。

学校に通う生徒にとって、教師は誰がなるか分からないガチャのような運任せです。先生ガチャで、ハズレを引いたら、下手をすると才能がつぶされます。

 

10年前、娘が中学2年生の時、数学の先生は、連立方程式をまったく教えられない先生でした。数学ができるクラスなのに、塾で教わった人以外は1人も連立方程式ができるようになりませんでした。

娘は、部活をやっていて、そろばん教室と書道教室にも通っているので、学習塾には通いませんでした。
その頃、PTAで忙しくて子供に付き合う余裕がありませんでした。PTAがなかったら、娘が連立方程式の基礎すらできないことに、もっと早く気がついたと思います。

PTAの厳しい小学校に転校して、よく分からなくて生活を犠牲にしてしまいました。PTAは夜6〜8時に会議や電話がありました。ちょうど子供に勉強を教えていた時間帯でした。休日もPTAのくだらない会議に出席させられました。

PTAの電話に邪魔されて、PTA役員になって2ヶ月で、家は勉強する環境ではなくなりました。それで、電話を留守電にして電話に出るのをやめました。

6月下旬、期末試験直前に、超難問の数学の問題集を娘にやらせてみました。まったくできなくて、どんどんと簡単な問題をやらせました。連立方程式の基礎すらできないことに気がつくまで2時間もかかってしまいました。

40年前は、私の通った中学校で、連立方程式のできない人は1人もいませんでした。それに、娘は今まで算数や数学はすべて95点以上だったので、連立方程式の基礎すらできていなかったのには信じられませんでした。

「学校で何をやっていたの?」と怒鳴ってしまいました。「もう勉強をやりたくない」と言われて、思わずひっぱたいてしまいました。10年ぶりに叩いてしまいました。

数学の教科書は分かりにくい内容でした。分かりやすい数学の本を購入する時間がないので、とりあえず、50代の理科の先生に連立方程式を教えてもらうことを勧めてみました。娘は次の日に、職員室に行って理科の先生に教えてもらって、連立方程式ができるようになりました。

数学の先生は、ほとんどが数学科卒です。数学科卒は、他の理系大学卒と比べて、数学ができる人が少ないと言われています。数学のできる人は、数学に憧れていないので、あえて数学科に進学する人は、それほどいません。

私の知り合いの数学科卒は、暗記だけで数学を乗り切った人が多く、仕事ができなくて苦しんでいました。ちなみに、私の知り合いの数学科卒は全員が第一子でした。私が子供の頃は、第二子以降の方が算数ができる人が多かったと記憶しています。特に一人っ子は、算数ができなくて苦労していて、中学生以降、公式を覚えて数学で点数を取っていました。

ですから、理系大学卒で、50代の先生なら、連立方程式はできるはずなので、理科の先生に教えてもらうことを勧めました。

数学の授業は、数学のできる人、真ん中の人、できない人の3クラスに分けていました。数学の先生は3人いて、数学のできるクラスには教えるのが下手な先生で、真ん中のクラスには中間レベルの先生で、数学のできないクラスには教えるのが上手な先生が担当していました。
数学のできる生徒たちが全員で、教えるのが上手な先生のところに直談判に行き、3人の先生が1学期ごとに交代で教えるようになりました。

 

どんなに教えるのが下手な先生でも、教員はクビになりません。

この教えるのが下手な先生のせいで、理系大学をあきらめた人は何人もいると思います。もし、気がつくのが遅れたら、娘も、電子機器の開発になれなかったかもしれません。

教えるのが下手な先生に教えてもらったら、その部分はできなくなります。塾に行くか、親に教えてもらうか、何かしらしないと、数学でつまずきます。

最近は、AI教材や教育系YouTubeなど、学校に行かなくても勉強ができるようになりました。
公立学校は、これからAI教材を導入するかもしれませんが、教え方を工夫している先生はそれほどいないので、ちゃんと導入されるかが疑問です。新しい事は、試行錯誤が必要ですし、面倒です。それに、先生たちが、AI教材の導入で自分たちの価値がなくなるのではないかという不安を抱くかもしれません。

うち息子は、高校に行かないで、ネットで勉強して、1年で放送大学の卒業単位のほとんどを取りました。残りわずかです。息子は、ネットの勉強の効率の良さを知ったので、将来子供ができたら、子供を学校には通わせないと言っています。ハイブリッド不登校にするために、学校の授業の音楽か図工だけは通わせるかもしれません。

 

ーつづくー

 

 

 

不登校になると、大学受験や資格取得が有利。学校は邪魔。

私立小学校に通っている人以外は、今の学校システムでは、学歴をあきらめるまで、受験勉強で睡眠時間と生活を犠牲にすることになります。

塾の終わる時間は、小学生なら夜8時、中学生なら夜9時、高校生なら夜10時ごろです。

中学受験をする人は、東京都では4人に1人、首都圏では6人に1人、全国では10人に1人です。

高校受験のために、中学3年生の8割が塾に行って遅くまで勉強をしています。

 

30数年前、私の部活の知り合いは、高校2年生から、いきなり学校に来なくなりました。病気になって学校を休んでいると言われていましたが、塾に通って、大検(今の高卒認定)を受けて、偏差値の高い大学に合格していました。2年間、受験科目の3科目をひたすら勉強して合格しました。

40年前に、「中卒・東大一直線もう高校はいらない!」というテレビドラマがありました。高校に行かないで大検を受けて受験勉強をした主人公は東大理Ⅲに合格して、高校に進学したライバルは大学受験に失敗する話でした。もしかしたら、このテレビドラマを真似たのかもしれません。

公立高校の授業は、受験間際になっても、受験範囲の勉強が終わっていませんでした。つまり、大学受験は高校で習っていない範囲が出題されていました。

私も高校3年生の2学期から、高校を3分の1近く休んで、大学受験の勉強をしようとしましたけれど、担任の先生(美術)に邪魔をされて、5分の1 しか休めませんでした。数学と理科の先生は、あと何日休んだら高校を卒業できなくなると、わざわざ学校を休みがちな生徒に教えてくれました。数学や理科の先生が担任のクラスは、浪人をする生徒が少なく、美術や体育の先生が担任のクラスは、浪人をする生徒が多かったのを今でも覚えています。2倍ぐらいの差があったと思います。

テレビでは、高卒認定から大学に進学した人は就職に不利になると言っていましたけれど、テレビの印象操作でした。わざわざ企業では雇いたくないような人たちをテレビに出して、イメージを悪くしていました。

 

最近は、だんだんと企業が人材の育成コストをかけられなくり、学歴よりも具体的なスキルの有無に評価基準を置く会社が増えてきています。

何らかの資格取得を目指している人は、大体ダブルスクールをしています。

ダブルスクールとは、大学や高校に在籍しながら、別の専修学校に籍を置くことです。

例えば、慶応大学の学生の4人に1人はダブルスクール経験者だそうです。難関資格を受験する人はダブルスクールに通っている場合が多く、特に公認会計士の場合は、中央大学出身者を除き、ほぼ全ての合格者が予備校とのダブルスクールを経験しています。

商業高校や工業高校など、普通科でない高校生は、高校生になってから資格を目指す人が大勢います。大学に進学した人たちは、高校生までは受験勉強に忙しいので、大学生になってから資格試験を考えます。

しかし、資格試験の勉強は時間がかかります。

大学1・2年生で、合格レベルに達していなくて苦労した人を大勢見てきました。大学3年生から、会社見学や企業研究など、就活が忙しくなります。大学4年生には卒論もあります。私の知り合いは、就活のために、資格試験の勉強を途中で諦めました。

私の娘(第2子)も、高校1年生の時は、日商簿記1級の合格を目指していましたけれど、高校2年生になり、公務員試験の勉強を優先させたので、日商簿記1級の合格は諦めました。娘が高校生になってから、ダブルスクールのために夕食を一緒に食べることがなくなりました。スーパーのフードコートで夕食を食べていたようです。

トヨタの社長が「終身雇用を守っていくのは厳しい」と発言していましたけれど、世の中の変化に合わせて、いろいろなスキルを準備しておいた方が安全だと思います。

小中高の12年間、社会に出て役に立たない勉強をするよりも、積極的不登校をして、資格試験の勉強をした方が良いのではないかと考えます。不登校になると、大学受験の勉強と資格試験の勉強の両立ができます。

今の学校システムでは、勉強のできない人を量産しています。授業参観に行ってみたら、ほとんどの生徒は、退屈そうにしていました。中学3年生の8割が学習塾に行かなくてはいけない生活の方がおかしいのです。一日の大半を学校で過ごしているので、生活と睡眠時間を犠牲にしないで、学校以外の勉強で知識を身に付けようとすると時間が足りません。

不登校になれば、読書をする時間や資格試験の勉強時間が確保できます。

 

【読書時間1万時間】

不登校イーロン・マスクは、1日10時間、SF小説を読んでいたそうです。3年で1万時間になります。

小学校・中学校に行って習い事をしていたら、まとまった時間が少なくなります。娘たち(第1子と第2子)は、10分20分のすきま時間を使ってマンガを読みました。食事が出るまでの時間、お風呂の順番待ちの時間など、合わせるとだいたい3時間ぐらいになりました。3時間× 365日× 9年= 9855時間。

小学生の頃から、毎日3時間以上読書をしている人たちは、私の読書スピードの2〜3倍で、文章を書くスピードは5倍ぐらいです。会社に入って、東大卒の人たちと比べて、自分の読書スピードの遅さにがっかりしました。

息子(第3子)は、まとまった時間がないと読書ができないので、読書は休日しかできませんでしたけれど、大学イベントや科学館や水族館などに遊びに行っていたので、休日でも読書ができる日は、それほどありませんでした。ですから、国語の教科書はスラスラ読めませんでした。高校に通わないで職人の見習い(3〜6時間)になって、家にいる時間ができたので、毎日5時間以上、読書をしています。5000時間以上、ネット小説を読んでいた頃から、息子は急に難しい本が読めるようになりました。今では、放送大学の教科書をスラスラ読んでいます。5時間× 365日× 3年= 5475時間。

 

【そろばん1級  1200時間】

長女が、そろばん1級に合格するまでにかかった時間は約1200時間です。毎日30分づつの練習で7年かかりました。年齢が上がれば上がるほど練習をする時間がなくなるので、幼児から練習をしないと、そろばん1級までの合格は難しくなります。

計算が早いと、短い時間で数学の問題集をこなせるし、試験時間も足りなくなることもありません。うちの子供たちは、99 × 99を暗算で計算できるだけではなく、分数と方程式の計算も暗算でしていました。

計算スピードが遅いと、一流大学の理系学部に合格するのが難しくなりますし、資格試験も不利です。

30年前、私が情報処理Ⅰ種(今の応用情報技術者試験)に落ちたのは、計算スピードが遅かったせいでした。その年は、5問も計算問題が出題され、制限時間内に解答ができなくて、不合格になりました。

会社に入って社員教育で3年間、さんざん数学のテストを受けました。同期入社100人いる中で、私の計算スピードは、一流大学卒より遅く、三流大学卒よりは速かったことは、よく覚えています。上から30〜40番くらいの計算スピードでした。

計算スピードが遅くて、いいことはありませんでした。

 

日商簿記1級800〜2000時間、日商簿記2級350〜500時間】

3時間× 365日× 2年= 2190時間。高校の定期テストの成績を犠牲にしたとしても、学校行事などがあり、資格試験の勉強時間を確保するのは大変なことです。

息子が中学3年生の時は、国語のテストは20点以下で、漢字テスト0点でした。週1回、大原簿記専門学校に通って、3ヶ月で日商簿記3級、1年後には日商簿記2級に合格しました。簿記の勉強は頭が疲れるので、高校に通ったら合格できませんでした。別の言い方をすると、高校の勉強で疲れて、さらに家や専門学校で簿記の勉強をするのは、かなり優秀な人ではないと難しいと思います。

 

放送大学1500時間】

1日4〜5時間勉強できれば、1年で、卒業単位の124単位が取れます。

基本情報技術者試験…200時間、応用情報技術者試験…500時間】

息子は、放送大学の情報コースの科目を勉強したので、ほんのわずか基本情報のYouTubeを見ただけで、基本情報技術者試験の過去問は合格レベルでした。午前問題は、常に新しい問題が出題されるので、最新情報を頭に入れておく必要はあります。

 

【英検準1級…1000〜2000時間、英検1級…5000〜10000時間】

【高校数学と高校物理…130時間と30時間】

YouTube「とある男が授業してみた」は、641本、130時間

YouTube「たのしいぶつり」は、185本、30時間

YouTube「高校物理をあきらめる前に」は、194本、37時間

第二種電気工事士… 80時間】

 

もし、応用情報技術者日商簿記1級、英検準1級の3つを取れたら、仕事の幅が広がります。

10年前から、文部科学省でホームスクールを認められているので、①週1〜2回、音楽か図工の授業に出席するか、②または、習い事の教室に通っていることを学校に報告したら、ゆっくりと家で勉強することができます。

不登校になると、読書(1万時間)や、そろばんの練習(1200時間)をしながら、教育系YouTube放送大学の授業を見て、週に1回、大原簿記専門学校に通い、簿記の勉強(800〜2000時間)をする時間ができます。

高校1年生の年齢になったら、コンビニでバイトして接客・雑用・クレーム対応などを教えてもらったら、職業の幅が広がります。

高校1年生の年齢から、放送大学の科目履修をすることができて、単位認定試験を受けられますし、面接授業を受けることもできます。高校を卒業した年齢にならないと大学生にはなれませんけれど、単位は取れます。そのまま放送大学生になってもいいですし、他大学の学生になっても、単位互換制度のある大学なら、放送大学で取得した単位を認めてもらえる可能性もあります。

高校2〜3年生の年齢になったら、大学受験の予備校に通って、一般受験で大学に合格すれば、一流大学の学生になれるかもしれません。

 

0歳〜英語の動画

2歳保育園〜教育系YouTube

3歳保育園〜読書、そろばん(個人差がある)

7歳小学1年〜習い事(1人で出歩ける)《《《不登校》》》

9歳小学3年〜大原簿記専門学校、放送大学の放送授業を見るだけ

11歳小学5年〜料理教室

16歳高校1年〜アルバイト、放送大学の面接授業

18歳高校3年〜大学予備校

19歳大学1年

 

お金を稼ぐスキルを身に付けるために、積極的不登校になり、中学3年生の年齢までに、いろいろな資格を取得したり、

高校生の年齢で、接客・雑用・クレーム対応など、仕事に必要な知識を身に付けて、

大学生になったら勉強だけではなく、人脈を作ったり、遊びに行ったり、

変化に対応できる人間に育てたほうが安全です。

--つづく--

 

 

 

 

息子は、積極的不登校をしました。もっと早く積極的不登校をすればよかったと後悔しています。

中学3年生の11月で、学校に通うのをやめました。でも、名刺に、放送大学卒業(予定)、日商簿記2級合格、そろばん◯段、基本情報技術者(予定)、第二種電気工事士(予定)、〇〇技能検定1級(予定)と載せられそうです。

息子が中学3年生の夏休みに、高校見学を7校もしました。内申点が悪くて、どこの高校にしたらいいのか悩みました。

ちょうどその頃、私の賃貸物件のリフォームをしている職人さんに「弟子をとったりしていますか」と質問をしました。めずらしく腕のいい職人さんでした。そんな人が、私の息子なら弟子にしてもいいと言ってくれました。このことを娘に話したら、「このチャンスを逃してはダメだよ。弟子入りをするんだったら、高校に行かないで弟子入りをしたほうがいいよ。…高校に行かないんだったら、中学に行く必要もないよね。不登校でも中卒になれるし、学歴はいつでも取れるから…」と納得する説明をしてくれました。

息子は、中学3年生の11月に学校を休んで、私の賃貸物件のリフォームを手伝ってくれました。職人が向いていそうなので、中学に通うのをやめる決心をして、大原簿記専門学校の講座を申し込みました。

私の賃貸物件を相続して、大家業(不動産賃貸業)をするのだったら、絶対に簿記の知識は必要です。職人として独立した時も、収入を税務署に申告をしなくてはいけないので、そこでも簿記の知識は必要ですから、さっさと簿記の勉強をさせることにしました。

担任の先生に電話で、「学校に通うのをやめます。…来年の4月から内装職人に弟子入りしますから、高校受験はしません。…これから大原簿記専門学校に通って簿記3級の勉強します。…そろばんの師範にもなれるように、そろばん1級も目指します。」と報告しました。

12月に個人面談があったので、息子と一緒に担任の先生に会いました。担任の先生には「こんな珍しいケースは初めてです。」と言われただけでした。

中学3年生の2月には日商簿記3級に合格しました。卒業証書は、担任の先生から電話がかかってきて、息子が職員室まで取りに行きました。

中学生を雇用したり、労働をさせる事は法律上禁止されているので、高校1年生の年齢になってから、内装職人の見習いになりました。しかし、親方(職人さん)は若くないので体力がなくて、仕事は1日3〜6時間でした。それで、家でゆっくりと、そろばん練習と簿記の勉強ができました。不登校になって、半年で、そろばんは○段まで合格し、1年後には日商簿記2級に合格しました。家で1日5時間以上、ネット小説を読むようになり、急に難しい文章が読めるようになりました。3年で5000時間以上、読書をしました。(5時間× 365日× 3年≒5000時間)

家は勉強できる環境ですけれど、中学校は、落ち着いて勉強する環境ではありませんでした。

息子が中学生の頃は、中学校が荒れていて、教室の後ろの方で、クラスメートの何人かは、授業中にプロレスごっこ(いじめ)をしていました。息子の隣に座っている人が、授業中に話しかけたり、腕を叩いてきたり、息子は授業妨害をされました。息子はいじめられっ子ではなかったけれど、知らない人にモップで顔をふかれたり、クラスメートに体を触られたりしました。やられたら泣き寝入りせずに、必ず相手の足を蹴飛ばしました。何もしないでいると、いじめられっ子になりますし、殴ると先生から親に連絡が行くので、殴ることはしませんでした。

息子の中学の定期テストの成績は、国語20点以下、英語50点以下、社会70点台、理科90点以上、数学90点以上でした。

理科の定期テストには必ず感想文がありました。感想文がなかったら満点でした。「眠たかった」「つまらなかった」などと書いたせいで、通知表は「3」にされました。「〇〇が面白かった」「〇〇が楽しかった」と書けば、通知表は「5」だったかもしれません。中学3年生の12月に理科検定3級を受けてみたら、楽に合格しました。

先生に対してゴマすりの上手な子が、高い内申点を取ります。娘(第1子)の答案用紙を見て「本当にこんなことを思っているの?」と聞いたら、「思ってるわけないじゃん。こう書かないと、内申書が悪くなる。」などと娘は言っていました。先生をおだてる内容だったので、通知表は「5」でした。

息子は、内申書のために嘘を書く気になれなくて、内申点が悪くなってしまいました。

公立の学校の先生は、教えるのが下手でも失業することはありません。「内申書」という人質があるので、かなりひどいことがあった時でも、生徒や保護者から文句を言われることは、めったにありませんでした。

うちの娘たち(第1子と第2子)は、教科書を1冊50分で読むことができるので、先生に教えてもらわなくても、良い成績が取れました。

息子(第3子)は、教科書をスラスラ読めませんでした。教育系YouTubeを見てから、問題文と答えをセットで覚える作業をさせました。解答を見ながら問題集に答えを書き写す作業をすると、自然と答えを覚えて、いい成績が取れるようになりました。

息子の社会と理科と数学のテストの点数が良かったのは、YouTubeのおかげでした。英語は勉強時間が足りなくて、いい点数を取れませんでした。国語は、学校の勉強だけなので、ひどい点数でした。それに、国語と英語の授業中は、眠くて起きていられなくて、通知表は「1」か「2」でした。

内申書が悪いと偏差値の低い高校にしか行けません。偏差値45以下は、教育困難校だと言われています。

偏差値41の工業高校に見学に行ったら、そこは軍隊でした。先生が生徒の教育を諦めていませんでした。しかし、工業高校の先生に「うちの高校では、息子さんには合いません。息子さんでは苦労します。」と言われてしまいました。ショックでしたけれど、本当のことを教えてくれる良い先生だと思いました。

近所の商業高校では、日商簿記3級に、1年1組は全員不合格で、1年2組はほとんどが合格だったそうです。1年2組の先生に教えてもらえれば合格できますけれど、1年1組の先生だったら不合格になるので、近所の商業高校に入学するのはギャンブルだと思いました。

大原簿記専門学校の先生たちは、教え方を研究していて、うちの子供たちは、楽に日商簿記2級まで合格できました。

簿記初学者が2級を目指す場合は350〜500時間かかります。

息子(第3子)は、国語のテストが20点以下なので、積極的不登校で十分な時間がなければ、簿記2級には合格しなかったかもしれません。簿記2級に一度落ちたので、勉強に1年かかりました。

長女(第1子)は会社で働きながら、次女(第2子)は高校に通いながら、簿記3級を3ヶ月、簿記2級を3ヶ月、合計6ヶ月で簿記2級まで合格しました。簿記の勉強のために、2人とも遊び時間と睡眠時間を削りました。

 

去年、ウッドショックがあり、さらに親方(職人さん)が家の都合で引っ越したので、息子は、一時期、職人の見習いを休むことにしました。今はセブンイレブンでアルバイトをしながら、放送大学の勉強をしています。1年勉強したので、放送大学の卒業単位は残りわずかです。

最近では、刑法、不動産学、プログラミングの教科書をスラスラ読んでいます。5年前の息子では絶対に読めませんでした。5年で息子が変わりました。

息子は、セブンイレブンでアルバイトするようになってから、急に態度が立派になりました。セブンイレブンの接客の教育はすごいです。接客は、学校では教えてもらえないことですが、世の中に出たら絶対に必要なことだと思いました。

息子は、これから職業訓練校に通って、つぶしのきく職人になれるように勉強します。それから会社に就職して、その会社のノウハウを習得してから、独立する予定です。

 

息子は不登校になって良かったと思います。

三流高校に入学したら、授業をぼけっと聞いて、まわりの雰囲気にのまれてダラダラ過ごしたかもしれませ。就職できても、勉強をする習慣がなくなると、30〜40歳代でフリーターになったかもしれません。

Fラン大学に入学したら、7年間(高校3年+大学4年)も、ぼんやりと過ごすことになるので、ニートやフリーターになったかもしれません。

文部科学省が10年前からホームスクールを認めてくれるようになりましたけれど、もっと早く知っていたら、もっと早く息子を積極的不登校にしました。

----つづく----

積極的不登校を勧める理由。先生の質の低下

ほとんどの人は、今の学校の状況を知りません。それに、学校に行かなくてもネットで勉強ができるようになったことも知りません。

不登校になると不幸になる」と思っています。

私の母や父は、学校の先生のことを聖職者だと思っていました。年寄りほど、昔の先生の良い思い出があり、先生の悪口を言うと怒られます。

昔の先生たちは、本当に優秀でした。特に女の先生は素晴らしい人が多く、尊敬していました。

私が小学生の時、家庭訪問で6年間、担任の先生たちに、毎年「本を読ませてください」と言われました。

残念ながら、私の家は読書をする環境ではありませんでした。図書館も近くにはありませんでした。

たぶん、先生たちは義務教育中に、1万時間は読書をしていたと思います。

東大卒10人に、子供の時、何時間読書をしていたのか聞いたことがありました。例外なく、小学生の頃は、漫画を含めて3時間以上は読書をしていたそうです。

子供の頃、1日3時間以上読書してきた人たちは、私の読書スピードの2〜3倍で、文章を書くスピードは5倍以上です。

私が1時間以上かけて書いた文章も、東大卒は10分もしないで書き終わっていました。下書きもしないで、いきなり文章を書いていました。文章も美しい文章でした。

昔の先生と今の先生では、事務処理能力に5倍以上の差があるかもしれません。

私の小学生の時の担任の先生は、すごいスピードで連絡帳にメッセージを書いていました。

昔は、優秀な人が教員になっていました。

女性の大学進学率は、1965年4.6%、1970年6.5%、1975年12.7%でした。

1970年代の女性は、家庭に入らないと異常者扱いされやすかったけれど、教員・看護師・薬剤師等は例外でした。

当時は、女子大生の就職が厳しくて、キャリアを積んで長く働く女性は、わずかしかいませんでした。

(例)1961〜1970年  工場:女性は結婚または35歳になったら退職

江戸時代後期の寺子屋の先生は、半分は女性でした。昔は、優秀な女性が教員になっていました。

30年前のOLの就職は「腰掛け」でした。

1980年代頃から、女性も人材として採用されるようになり、優秀な女性も、民間企業でその能力を活かすことができるようになりました。

 

最近は、優秀な学生は小中高の先生になりたがらない傾向にあります。8割の現役教員が、優秀な人が来なくなったと感じているそうです。

2023年度の教員採用試験の倍率は2.1倍でした。採用倍率が3倍を切ると教員の質の維持は難しくなります。採用倍率が3倍でも、日程が重ならない3つの地域で併願したら、実質倍率は1倍です。採用倍率が1倍台の地域では「実質全入時代だ」と述べている教育関係者もいます。

採用数100名で受験者が130名だったとしても、最低限求める能力を満たしている受験者が80名しかいない場合、人手不足だからと言って、明らかに能力がないものを合格させるわけにはいきません。そのようなことをしたら、教師の質が低下し、学校が崩壊します。

 

80年前… 1クラス60人

40年前… 1クラス48人以下

2022年… 1クラス35人以下

 

積極的不登校が増えれば、教員不足や学力低下の問題が緩和されるかもしれません。

ゆとり教育」の影響で、教員が尊敬される職業でなくなりました。

学校は内申点と出席日数を満たさなくてはいけないところで、知識は学校の外で得るようになり、受験に必要な知識は塾が与えるものという認識が一般的になりました。

小学1年生の8割が、週2日以上、習い事に通っています。小学校高学年になると半数の学生が塾に通い、中学3年生になると8割の学生が塾に通っています。

知識を学校の外で求めるようになったので、教師にやりがいを求めていたような人にとっては魅力のある職場ではなくなってきました。

これからますます教員の質が低下するかもしれません。


①学校に通う。塾に通う。睡眠時間と生活を犠牲にする。… 中3の80%

②学校に通う。塾に通わない。睡眠時間と生活を犠牲にしない。… 中3の20%

不登校。ネットと塾で勉強。睡眠時間と生活を犠牲にしない。

学力と睡眠時間と生活を犠牲にしたくない人は大勢いるので、これからの時代は、積極的不登校が増えると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

積極的不登校を勧める理由。学校では間違ったことを教えるし、間違ったことを覚えやすい。

学校のテストは戻ってくるまでに数日かかり、間違ったところをすぐに訂正しないと間違ったまま覚えてしまいます。

国語の漢字テストで忘れてしまった漢字があったら、ほとんどの人は、空欄を埋めるのに漢字を創作して、デタラメな漢字を書きます。答えがすぐに返ってこないので、そのデタラメな漢字が記憶に定着してしまいます。

私も学生の頃、漢字テストで「まちがい」を「真違い」と創作してテスト用紙に書きました。答案を返してもらえるのは数日後でした。私は数年間、「間違い」を「真違い」だと思っていました。知り合いに間違っていると教えてもらいましたけれど、すぐには信じられなくて「えーうそでしょ」などと言って嫌な顔をしてしまいました。本当だったと知った時はショックを受けました。

 

長女(私の娘)は、よく「先生がデタラメなことを教えてくる」などと言っていました。

長女の担任になった先生たちは、年がら年中、漢字を間違えていて、あまりにも多くて、先生に「間違えています」などと言う気にはなれなかったそうです。

特にひどかったのは、長女が小学1年生の時の担任の先生でした。

❶先生は、ひらがなの書き順を正しく書けませんでした。

娘は幼児の時は正しい書き順だったのに、1年生になり、でたらめな書き方をしていました。

私「ひらがなの書き順が間違っている」…娘「だって先生がこう書いていたもん」…私「ほら、この本を見なさいよ。先生が間違ってるでしょ」。

❷先生は、間違った鉛筆の持ち方をしていました。

私「鉛筆の持ち方が変」…娘「だって、先生もみんなも、こういう持ち方をしているんだもん」…私「1人だけでもいいから、正しい持ち方をしたら」…娘「えーっやだ!」。

うちの3人の子供たちは、幼児の時は、ちゃんとした鉛筆の持ち方をしていましたけれど、小学生になってから、変な持ち方をするようになってしまいました。

❸1桁の足し算を教えられない先生でした。

1年生の算数の授業は135コマもあるのに、1クラス33人で、そのうち7人も1桁の計算ができないまま2年生になりました。

ほとんどの人は、入学前にビデオを見て、かなりの計算ができるようになっていましたから、初めて算数を習う人は、わずかしかいません。

80%以上なら、明らかに先生のせいにできますけれど、20%以下なら生徒のせいにされます。

「6+5=11」の計算ができないまま2年生になり、勉強が先に進んだので、これ以上勉強を進ませないように、授業妨害をする女の子がいました。

1年生の担任の先生は転勤して、2年生の担任の先生は事情が分からないので、行儀の悪い子だとしか思っていませんでした。

授業妨害をした女の子の母親は、勉強のできる子供の親に電話をかけまくりました。うちにも電話がかかってきたので、そろばん教室を勧めました。不真面目な子だと思っていたら、びっくりするぐらい真剣に、そろばんの練習をしていました。そろばんを習って計算ができるようになり「算数だけはできる」などと、その女の子は自慢していたそうです。

❹やる気をなくすことを言う先生でした。

「1年生なのに、かけ算ができるなんて、おかしいんじゃない」と先生に言われて、娘は勉強する気をなくしてしまいました。

かけ算どころか割り算もできました。かけ算の九九は、ビデオを見ていたので4歳で覚えてしまいました。さっさと、そろばんの上の級を取ってもらいたくて、小銭を使って、割り算を教えました。地域により副教材が異なるかも知れませんが、40年前は算数を理解させるために副教材に、おもちゃのお金を使っていました。

他の子供たちは、そろばんの先生に割り算を教えてもらっていました。


そろばんを小学校で習うのは3年生からなので、遅すぎます。1年生から習えば、計算ができなくて苦労する人が減ったかもしれません。

当たり前のことですが、計算が速いのは得です。いちいち電卓を使わないで計算できるのは便利です。うちの子供たちは、分数も方程式も暗算で計算していて、数学の勉強時間は短くてすみ、試験時間も足りなくなるということがありませんでした。別の言い方をすると、計算が遅いと、勉強に時間がかかり、時間内に問題が解けないので、受験には合格できません。

それに、そろばん1級以上取れれば、師範になれます。70代後半のそろばんの先生は、女1人で、短い労働時間で月に40万円以上稼いでいました。頻繁に温泉に行くなど優雅な生活を送っていました。

2年生になって、1桁の足し算ができなかった人は7人いて、その中で、そろばんの師範を目指す人もいました。

 

次女が小学4年生の時、先生のアルファベットの書き順が間違っていて、大勢で「間違っている」と騒いだそうです。ほとんどの人が学校で習う前に、既にアルファベットが書けるようになっていました。

次女が小学6年生の時、第二次世界大戦で日本が真珠湾攻撃をしたのは「日本がハワイを欲しかったから」などと、先生がデタラメなことを言ってしまい、みんなに「嘘だーっ」と騒がれたそうです。

残念ながら、しっかりと勉強していて素晴らしいと思った先生たちは私立の学校に引き抜かれました。親が子供を私立の学校に入れたいと思うのは当たり前です。

私は、子供に間違ったことを教えないように必ず辞書で調べてから教えていました。

学習塾の先生も、間違ったことを教えないように、かなり勉強をしているようです。


たまたま、担任の先生にプリントを提出しに、夜7時に学校に行ったら、ほとんどの先生たちが職員室に残っていました。

校長先生に「ほとんどの先生たちが、夜7時過ぎまで職員室に残っていて、しっかりと子供たちに勉強を教えられるのか心配です。書類作成の回数を減らすなどして、仕事を減らしてください。」と手紙を送ったら、しばらくして職員室は5時に電気が消えるようになりました。

しかし、「総合の授業」「英語」「プログラミング」の教科が加わって、さらに授業準備が間に合わない授業が増えたかもしれません。

 

不登校になって、ネットや塾で勉強をして大学受験をした方が良い大学に入れるかもしれませんし、間違ったことを覚える回数も減ります。


ご参考になれば幸いです。

 

積極的不登校を勧める理由。国語嫌いを増やす国語の教科書。女の子には文学作品を読ませたくない。もっとマンガを読んだ方がいい。

文学作品の著者はモテない男で、人間嫌いが多く、女性が不幸になる話ばかりです。

「椿姫」を読んだ時も「嘘っぽい」と思っていたら、著者の単なる願望でした。

漫画の方が、編集者の書き直しが入るので、客観的です。明るい気分にさせてくれます。文学では、お手本にしたい女性はいませんでしたけれど、漫画では、たくさんいました。

 

中学の教科書に載っている「走れメロス」は、子供には読ませたくないと思いました。「友情」「信頼」をテーマにしているようですけれど、でたらめな知識が頭に入ってしまいます。

羊飼いの青年メロスは、王の暗殺を決意して城に侵入し、衛兵に捕らえられ、王の下に引き出される。友達を生贄にして三日間の猶予をもらい、妹の結婚式に出席して走って戻ってくる。真の友情に、王は改心して、仲間に加えてもらいたいと懇願。

①武器を持って城のまわりにいるだけで殺される。②衛兵は捕縛などせずに、すぐに殺す。③羊飼いは王には会えない。④暗殺者を許してはいけない。猶予も与えない。⑤その程度の友情を見ただけで改心はありえない。⑥王は羊飼いなどと付き合わない。特別に役に立つ平民としか会わない。

外国人に、私の犯罪者に対しての考え方がクレイジーだと何度も言われました。私も、日本人の犯罪者に対しての考え方が、不自然なほど変だと思っています。

娘の感想文を読んで、思わず「嘘つき」などと言ったら、娘は「本当のことを書いたら、受け取ってもらえないし、先生に書き直しをさせられるから。」などと言っていました。

息子は正直で、感想文に「つまらなかった」などと書いていました。国語の文法の勉強に付き合って50点まで取れたのに、通知表は「1」にされてしまいました。

長女は学校のテストは、全て95点以上でした。小学6年生で漢字検定3級に合格しましたけれど、全国一斉テストで60点という悪い点数を取りました。担任の先生は、塾に行かせないから悪い点数になったと、私のせいにしてきました。つまり学校で教えていない範囲が出題されたから、できなかっただけでした。

正しいものはどれか4つの中から選べという問題があったとします。「①一般論②真実③問題作成者が正しいと思っていること④正しくないこと」

高校受験では「③問題作成者が正しいと思ってること」が正解です。社会に出たら「②真実」が正解で、人間関係の厳しい職場では「①一般論」が正解です。このような問題は、中学生になってから勉強すればいいと思っていました。

国語の授業は、小学生で1460コマ、中学生で385コマです。学校の教科書以外、漫画すら活字を読んだことのない中学生は、どんなに勉強をしても、テストの問題文が読めなくて苦労をしていました。

うちの娘は、漫画「もやしもん」で、細菌の名前を覚え、漫画「壁際税務官」で、税金の名前を自然と覚えました。

学年代表のスピーチも、上手な原稿を書いていましたけれど、漫画「山田太郎ものがたり」の山田太郎君のスピーチに似ていたような気がします。

感想文も、漫画「アイシールド21」の名台詞をちりばめていました。

文章を書くのが上手か下手かは、たくさんの文章を読んで、その文章がとっさに使えるかにかかっています。

これからの時代は、ネットで、漫画を読んで漢字を覚えて、だんだんと難しい本を読み、本当に必要な知識を身に付けたほうがいいと思います。

 

10年前から文部科学省でホームスクーリングを認めてくれるようになりました。

方法1、美術・音楽などに週1〜3回、出席をする。

方法2、塾や習い事に通っていることを学校に報告する。

小中高は不登校で、大学受験の予備校に通って大学受験をした方が、良い大学に行けるかもしれません。

ご参考になれば幸いです。

積極的不登校を勧める理由。読書時間が増える。昔の不登校は勉強のできない人になりやすかったけれど、今の不登校は超優秀な人になるかもしれません。

学校に行くのをやめたら、急に勉強ができるようになりました。

学校にいる時間が8時間で習い事をすると本を読める時間は1時間ぐらいしか残っていません。

息子は国語の成績が悪くてオフィスワークは無理なので、高校に行かないで職人の弟子になりました。親方は年で体力がないので、働く時間は3〜6時間程度でした。それで暇な時間が増えてネット小説を読むようになりました。

息子は、1日5時間以上はネット小説を読んでいました。

5時間× 365日× 3年= 5475時間……読書時間5000時間以上

高卒認定試験の合格点が40点で試験は簡単だから、娘たちに高卒認定を取るように勧められました。息子に過去問をやらせたら、国語の点数は38点〜86点でした。YouTubeと過去問で勉強して2ヶ月で高卒認定試験に合格しました。国語と英語以外はA判定(80点以上)でした。

息子は、中学3年生の時は、活字を読むのが苦手で、国語のテストは20点以下でした。それが今では、放送大学の教科書をすらすら読めるようになりました。2年もしないうちに放送大学の卒業単位を取れそうですし、基本情報も合格しそうです。第二種電気工事士の筆記試験は楽勝で合格しました。

ここまで国語力が身に付いたのは「なろう系の小説」のおかげです。

イーロン・マスク】は不登校でした。「私は本に育てられたんです。9歳の頃から私の家には家政婦しかおらず、1日10時間はSFを読んでいました。」などとインタビューに答えていました。10歳でプログラムを習得し、12歳の時に対戦ゲームを自作し販売していました。ペンシルベニア大学卒。スペースX,PayPal,OpenAI等の創設者。

【成田悠輔】も、極度の睡眠障害により小中高は不登校でした。麻布中学・高校卒で、東京大学経済学部を首席卒業して、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得し、現在イエール大学の助手をしています。

成田悠輔の母親からすると、夫は働かないで麻雀で借金を作り、息子は睡眠障害不登校。働いて働いて、やっと4人でワンルームの生活。頻繁に図書館に行って、子供の好きそうな本を片っ端から借りてきて、さりげなく本を読むように勧めて、小学校の授業に出なくても勉強が抜群にできるようにして、私立中学や大学受験をさせました。

不登校で籍を置いているだけの学校のために、母親が、ギリギリの生活の中で苦しい家計の中から私立中学・高校の授業料をひねり出したと成田悠輔は思っているようですけれど、祖父母などが学費をこっそりと払っていたと考えます。成田悠輔は、高校では、プリント1枚提出したら出席10回に換算してもらっていたそうです。特別に裕福な親でないと、通わない学校のために授業料を払ったりしません。

小中高12年間×365日× 10時間= 43,800時間……推定読書時間4万時間

斉藤一人】も不登校でした。学歴は中卒。体の調子が悪くて、中学にはほとんど通わないで、家で読書をしていました。40年前、虚弱体質改善のために、1人で漢方の勉強をして、「青汁」を作られました。自分のためにやっていたことが人にも役に立ち、「納税額日本一」になりました。

 

うちの子供たちの中学3年生までの読書時間

①長女… 1万時間以上

長女はトイレの中でも読書をする人でした。小学5年生で、長女の読書スピードは私の2〜3倍でした。みんなから天才などと言われていました。

平日200日× 2時間= 400時間

休日160日× 5時間= 800時間

一年間1200時間× 11年(5〜15歳)= 1万3200時間

②次女…7000時間以上

次女は友達と遊ぶのが忙しくて、長女の半分しか読書をしませんでした。それでも小学校の時は学校で1番頭が良いと言われていました。

私は「PTAの仕事をごっそりと減らしてやる」という強い意志のもとに「ドラッカーの組織論」を読んだけれど、難しくて難しくて読むのに苦労しました。それなのに、次女はさらっと読んでしまいました。

③第3子(息子)… 2000時間

1日30分〜1時間しか読みませんでした。息子の趣味の本を探すのが面倒で、本を準備しなかった日がかなりありました。それに、暇そうにしているときに「この本読んでね」と言わないと読みませんでした。

中学を卒業して、ネット小説を3年間で5000時間以上読んだら、難しい本が読めるようになっていました。


10年前は、親が本を準備しないと子供は本を読めませんでした。地域によっては、居心地の悪い図書館もあります。

小学校の校長先生に、学校の図書室に漫画を置いてくださいと頼んで漫画を置いてもらいました。漫画を置く前は図書室に行く人はいませんでしたけれど、漫画を置くようになって小学生は図書室に行くようになりました。でも、うちの子供たちは学校の図書室を一度も利用しませんでした。私からすると、漫画の数が少なくて、古い本ばかりで、子供の読みたくなるような本はなかったと思います。

私は2日に一回は図書館に行って、子供の好きそうな本を借りました。ブックオフで購入したり、漫画のレンタルショップで借りたり、長女や次女が常に本を読める環境にしていました。

図書館の貸し出し手続きは面倒で、小学生なら数回で図書館の本を借りるのが嫌になってしまうかもしれません。

次女が小学4年生の時、漫画のレンタルショップで借りた本は1000冊です。1冊50円でしたけれど、5万円以上かかりました。

昔は不登校になると勉強をする機会がなくなって勉強ができない人になりました。下手をすると、ニートやフリーターになるしかありませんでした。

イーロン・マスク】や【成田悠輔】や【斉藤一人】のように、本を読める環境にするには、親の熱意が必要でした。

今は簡単にネット漫画やネット小説を読めるようになりました。これからは不登校で、iPadスマホで長時間、家で活字を読んでいる人の方が、優秀な人になるかもしれません。

ご参考になれば幸いです。