絶対にPTA役員ができないのに、PTA役員決めで、大勢から電話攻撃をされ、職場・夫・祖父母まで、しつこく電話をかけられた人がいた。PTAは、イジメ・学級崩壊の原因にもなった。

  PTAの被害者が出たら、すぐに市役所の教員人事や校長先生に報告してください。思っているよりも行動してくれました。

  PTAの厳しい学校では、お母さん同士が仲が悪くなりやすく、それに釣られて子供同士も仲が悪くなり、イジメが多くなります。優秀だと思っていた先生もうつ病になり、学級崩壊したクラスもありました。

  悪い情報は、校長先生にまで上がらないので、校長先生は、ほとんど知りません。今まで、校長先生には、PTAのいい情報しか上がらなかったので、PTAに不満を持っている人を理解できませんでした。しつこいぐらい説明して、やっと分かってもらえました。校長先生も、いきなり言われたら、どうしたらいいのか分からないので、提案をしてみてください。

  PTAが、お茶会サークルレベルの学校は、母親同士が仲良くて、明るく楽しい学校でした。引っ越す前の学校では、みんなニコニコしていて、お母さん同士、にこやかに挨拶をしていました。この学校では、みんな暗い顔をしていて、私と、うちの子供たちだけ、楽しそうにしていたので、KYになった気分でした。

  6年生の保護者会で、1クラスで3人、PTA役員を決めなくてはいけないのに、PTA役員をやったことのない人は、私とSさんだけでした。Sさんは共働きで本当に忙しそうでした。5年生のPTA役員さんが、「Sさんの職場にも何度も電話をかけました。Sさんの旦那さんやおばあさんにも、PTA役員をやってくださいと、電話をしたら、断られてしまいました。」「仕事は、PTAをやらない理由にはならないので、みんなで、Sさんに圧力をかけましょう。これから、Sさんに電話をしましょうか。」などと、大勢の前でしゃべっていました。次の役員が決まらないと、もう1年役員をやらなくてはいけいので、5年生のPTA役員さんたちは必死でした。担任の先生は、大変優秀な人でしたけれど、頭を抱えて、下を向いていました。

 「鈴木さんが三役をやれば、他の2人はベルマーク委員とか美化委員など、簡単な仕事ですみます。」と誰かが言って、正義感あふれる人が2人、立候補してくれて、私はPTA三役になってしまいました。家では、夫や娘たちに、「お母さんバカでしょう。前の学校でやりましたと言えば、やらなくてすんだのに。」と言われました。しかし、残念ながら、今まで1度もPTA役員をやったことがなくて、上手に嘘をつく自信がないので、嘘をつく気にはなれませんでした。まさか、生活が破壊されるほど、ひどいPTAだとは思いませんでした。

第一子はPTA役員をやらなくていい学校だったので、心が穏やかでいられました。子供たちに気を配ることができたので、第一子は小学6年生で漢字検定3級に合格できました。

第二子でPTA副会長になり、イライラして、子供のことを考える余裕がなくなりました。第二子は漢検6級に合格しているのに、再度、漢検6級の申込をして、試験を受けさせたので、2回も漢検6級に合格してしまいました。さらには、問題集を買い忘れたり、試験の申込を忘れたり、勉強できる環境を作ってあげなかったので、漢字の勉強をする習慣もなくなってしまいました。家事がおろそかになるだけではなく、精神状態が悪くなり、子供に目がいかなくなりました。PTAから、ほんのささいな電話がかかってきただけで、憂鬱な気分になり、家事も育児も、手につかなくなりました。妻や母になった人は、自己犠牲が当然だとされているのに、PTAがさらに、自己犠牲を強いてくるので、一気に、やる気がなくなりました。

  この学校の緊急連絡では、電話に出る母親は少なくて苦労しました。PTA役員は1番先頭で、学校の緊急連絡は誰も電話に出てくれなくて、ひたすら留守電にメッセージを残しました。下の子(第三子)の緊急連絡は6番目なので、担任の先生から、電話がかかってきた時は、何事かと驚きました。7番目、8番目の人も留守電で、とうとう私の列の人たちは、私以外、1人も電話に出ませんでした。

  この人間関係の悪い学校も、PTAの仕事が減ったら、人間関係のいい学校になり、子供も母親も笑顔の人が増えました。校長先生が、PTA役員ではなく、小学生に仕事をさせたので、かなりPTAの仕事が減りました。担任の先生も、PTA役員ではなく、やりたがっている保護者にだけ、仕事を頼んだので、さらに、PTAの仕事が減りました。PTAの仕事が減ったところで、PTA役員に、「その仕事もいらないんじゃないの」などと言ってみたら、どんどんと仕事が減っていきました。副校長先生が携帯メールをすることになって、確か、緊急連絡もなくなったと思います。PTA活動としては認められないけれど、有志の活動としてなら認めるということにしたら、PTAの仕事が減って、有志の活動が増えました。ついでに、有志が保護者会を利用して、他のお母さんたちを支配しないように、制限も設けました。つまり、PTAは、お茶会サークルレベルになればいいのです。

  しばらくすると、市役所の職員や校長先生も転勤して、またPTAの仕事を増やす人が出てくるかもしれません。PTAの仕事が増えないように、私の他のブログも読んで、参考にして、皆さんが、市役所や校長先生に提案書を出してください。