PTAは任意加入? PTA廃止やPTA未加入は難しい。PTAを完全に無視する人が増えれば増えるほど、PTAの楽な学校になる。

洗脳がすごすぎる。子育て中の母親は、PTAのために働かなくてはいけないと洗脳されている。

PTAは責任のある仕事をしていないので、PTA役員がPTAの仕事をやめても困る人はいない。

PTAで、がんばりすぎる人は、他のPTA役員がサボった仕事を、自分がやらなくてはいけないと勘違いしている。

その仕事を、生徒・先生・保護者・事務員・用務員・お年寄りのボランティア団体など、いくらでも代わりに引き受けてくれる人たちがいるのに。

無理をすればするほど、PTAの仕事が増えるけれど、積極的にPTAを無視する人が増えれば増えるほど、PTAの仕事が減る。

実際に、PTAの厳しい学校で、みんなでPTAの仕事をサボったら、PTAの仕事がほとんどなくなって、PTAの楽な学校になった。暗い学校が、明るい学校に生まれ変わった。嘘っぽいけれど、本当。

PTAの廃止やPTAの未加入は難しいことだけれど、積極的にPTAを無視するのは簡単なことだった。

 

引っ越す前の学校は、PTAの楽な学校だった。PTAの入会申し込みはなく、PTA会則も配らなかった。PTA会費も払った記憶がない。PTA会室で、コーヒーの香りと、楽しそうな声はしていた。PTAの書記やPTAの広報委員が書いたものを見たことがないので、あまり仕事をしていないのかもしれない。学校からは、重要な書類だけ配られて、書類が少なくて楽だった。

転校した学校は、PTAの厳しい学校だった。転校生や入学式に、PTA会則もPTAの入会申し込み書も配られた。PTAの書記・PTAの広報委員・先生・学校が、それぞれ同じ内容のものを別々に書いているので、配るプリントの量が多かった。

 

PTA会則に「PTAの入会申し込みをした者がPTA会員…」という文章があって、法律解釈では、PTAの入会申し込みをしないと、PTA会員になれないということになる。

この学校のPTA会則はひどいものだった。条文の前後で内容が矛盾してるし、条文番号も間違っていた。

PTA会則を読んで、もしかして、この学校では、PTAの入会申し込みをしなければ、PTA会員にならなくてすむ?と少しだけ期待した。

しかし、担任の先生から電話がかかってきて、「PTAの入会申し込みを忘れています」と言われた。

「PTA会則にPTAに入らなくても良いと書いてあったので、入会申し込みを書きませんでした」と私が言ったら、担任の先生は何も言わず、いきなり、他の先生達と会話を始めた。電話の受話器から、「えー、PTAに入らないんだって」と担任の先生が他の先生達と大声で喋ってる声が聞こえてきた。担任の先生は「分りました」と言って、いきなりガチャンと電話を切った。

すぐにPTA会長から電話がかかってきた。

このPTA会長は、ものすごく綺麗事を言う人だった。『この人に逆らったら、面倒なことになる』『PTAの入会申し込みを出さないとヤバそう』と思った。低学年の子供は親の言うことを聞くので、うちの子供は嫌がらせをされるかもしれない。

やっぱり、PTAは強制加入だった。残念。

 

PTA未加入でいられるのは、すごいことだと思う。

PTA役員としたら、特別扱いは面倒だし、PTA未加入のことを想定していなくて、どう対応していいのか分からない。PTA役員の会議の時間が、その分増えるので、嫌われる。

 

PTAのない学校を望む人が大勢いるようだけれど、PTAがなくなっても、すぐに、保護者会という組織ができる。PTAが廃止されたとしても、保護者会が、PTAと同じように、保護者を支配するようになる。名前が変わるだけで、ほとんど何も変わらない。

市役所の職員に「PTAのない学校はありませんか」と聞いてみたら、「保護者会というものがあって、ほとんどPTAと同じですよ」と言われた。

 

戦前の小学校も、PTAのない時代なのに、教育ママは、頻繁に学校に行って、教室を覗いていたり、先生に贈り物を渡していた。戦前の教員の給料は安かったので、贈り物をする家の子供は、特別扱いをしてもらっていた。

40年前、私の母は、PTAに遊びに行っているくせに、「あなたのために出席してあげたの」と怒りを私にぶつけていた。PTAに出るたびに、嫌われ者のクラスメイトと仲良くさせようと、うるさかった。母は、PTAでちやほやされたいから、私に無理をさせた。当時は、今ほど、PTAは厳しくはなかった。PTA主催の料理教室や手芸教室に参加して遊んでいるだけだった。テレビの洗脳のせいなのか、PTAに行かなくてはいけないと勘違いをしていた。私の母は、喋るのが下手で、人から好かれていなかった。小学生の時の私からしても、社交性のある人でないと、あの集団にいるのは、厳しいと思った。

当時のPTAも恐ろしい集団だった。私の1年生の担任と兄の5年生の担任は、素晴らしい人だったのに、PTAのせいで、転勤させられた。特別に問題のある生徒に時間を割いて、PTA役員の子供たちは、えこひいきをしてもらえなかった。自分の子供がえこひいきしてもらえなかった腹いせに、問題のある生徒をえこひいきしていると、PTA役員に、その先生たちは槍玉に挙げられていた。

だから、小学生の頃からPTAという存在は嫌いだった。

 

 PTAを廃止するのは難しいことなので、PTAを弱体化させ、再び力をつけないように、サークルをたくさん作った。それに、担任がPTAに仕事を頼むのではなく、やりたがっている保護者に仕事を頼むようにしてもらった。

つまり、保護者の集団を分散させ、1つにしないようにして、PTAに、権力を集中させないようにした。

 

私がやった事は、ただシナリオ書いただけ。

[1]まず、市役所や校長先生の権限で、PTAの仕事で、減らせるものは全て減らしてもらった。

[2]次に、学校施設の管理者は校長先生なので、校長先生にお願いして、学校施設の利用は、PTAはダメだけれど、サークル活動なら、許可を出すことにしてもらった。それと同時に、校長先生から、積極的にサークルを作るように勧めてもらった。それで、サークルがたくさん作られた。

担任の先生にも、PTA役員に仕事を頼まないで、イベントのレベルを下げるか、やりたがっている保護者に仕事を頼むようにしてもらった。

[3]『PTA役員は責任のある仕事をしていないし、PTA役員がサボっても、生徒・先生・事務員・用務員・お年寄りのボランティア団体が、代わりにやってくれるから、PTAを休んでも大丈夫』というメールを送って、私が積極的にPTAを休んだら、ほとんどのPTA役員はPTAに出るのをやめてしまった。それで、PTAの仕事がほとんどなくなり、PTAはお茶会サークルになった。

『PTAの書記・PTAの広報・先生・学校が、それぞれ同じ内容のものを書いて配っているので、書類が多すぎて、重要書類を見落としそうで迷惑です』という文章も校長先生に送った。それで、副校長先生が保護者に携帯メールをすることになり、プリントは重要書類だけ配るようになった。書類が減ったので、先生たちも残業が減って、職員室の電気は、夜7時以降もついていたのが、夕方5時には消えるようになった。

[4]PTAの楽な学校になった後、保護者会を利用して、保護者に手芸作品を売ろうとしているサークルがいたので、校長先生に「脱税の協力者にならないように気をつけてください」というような内容の手紙を送った。自営業者なら「そんなわけないじゃん(笑)」と言えるけれど、学校の先生で、お金に詳しい人は滅多にいないので、書いてみた。

それで、『サークルが保護者を支配しないように、サークルは、保護者会と先生を利用してはいけない』という制限を設けた。

 

 PTAの仕事を減らしたくない人たち

①孤独を解消したい人

②家に居場所がなくて、PTAを避難場所に使っている嫁や婿

③詐欺師・マルチ商法・宗教・保険・ピアノ教室の経営者等、PTAで儲けている人

① ② ③の人たちは、1・2年生でPTA役員をやる。

 

忙しくて、めったに学校に来ない人や、PTAが嫌いな人は、高学年になって、無理矢理PTA役員にさせられるかもしれない。

 PTA役員になっても、電話に出ない、メールも返信しない、玄関のチャイムの音源を切るなど、積極的に PTAを無視すれば、真似をする人が出てくる。積極的にPTAを無視する人が増えれば増えるほど、PTAの仕事が減って、PTAの楽な学校になる。

PTAに来ない人が増えれば増えるほど、PTAをサボっても良いと、真面目な人たちも気がつく。

PTAの仕事が減ると、役員決めも簡単に決まり、一気に明るい学校に変わる。

 

空気に従いたくなかったら、新しい空気を作ろう。

一番簡単な方法は、PTAを完全に無視すること。

「生活が大変でPTAには全く出れません。」「理由? 誰にも言えません。」

「私が働かないと生きていけません。生活がかかっているんです。」

半分、本当のことなので、嘘ではない。家事をする人がいないと死ぬ。

担任の先生がひるむぐらい、大げさなことを言って、PTAを完全に無視しよう。

残念ながら、PTA会費は、子供が学校に持っていかなくてはいけないので、PTA会費はあきらめよう。

 

PTAを完全に無視しても問題のない人は、ぜひ、やってみてください。

ご参考になれば幸いです。