PTA改革。PTAと戦う? 多勢に無勢、絶対に負ける。洗脳された人たちに勝てると思ってはいけない。みんなでPTAをサボれば、仕事が減ってPTAの楽な学校になる。男性のようにPTAの仕事を断れない場合は、逃げて、隠れよう。

「仕事がPTAを休んでいい理由にはならない」と、子育て中の母親は、何度も言われてきた。しかし、男性や白人女性に、そんなことを言える人はいない。男性は、ちょっとしたことでも怒るけれど、女性は、かなりひどいことをされても怒らない。高学歴の女性ほど、怒りの感情を出す習慣がない。

子育て中の日本人女性は、我慢させられすぎて、自尊心が低い。自分さえ我慢すれば何とかなると思っている女性が多い。独身の頃は自尊心があった人でも、侮辱され続けると、自尊心がなくなってくる。

女性は従順が美徳?という教育を受けてきたし、子育てには、時間と体力と気力が必要で、反論する時間と労力と考える時間すら、もったいない。

 

「PTA役員をやりたくない」と父に言ったら、「モンスターペアレント」と父に言われた。

「子供がお世話になっているんだから、恩返しをして当たり前じゃないか。そういうことを言う奴ほど、何もしないのに、文句ばかり言う。」と父にお説教された。父はテレビの見すぎ。PTAがどれだけひどいかを説明したら、黙ってくれた。

「PTA会則に、保護者(代理人)と記載されていて、副校長先生に聞いたら、おじいさんおばあさんもPTA役員をやっても大丈夫ですよと言われたけれど、どう? PTA役員やる?」と父に聞いたら、「やだね」と断られてしまった。

 

子育て中の女性は、「ただ働き」が当然とみなされている。日本では、子育て中の女性に甘えすぎている。

ありえないぐらい高い理想を掲げて、その理想から外れていると、母親失格扱いされる。テレビを見すぎている人に、日本人女性は、侮辱されすぎて、自尊心が低くなってしまった。

子育て中の女性を見てみると、アメリカ人女性は輝いて見えるのに、日本人女性では、楽しそうな顔をしている人が少ないと思う。

 

第一子は、とうとうPTA役員をやらなかった。PTAの楽な学校では、何年も続けてPTA役員をやってくれる人たちがいたので、やらなくても大丈夫だった。しかし、PTAの厳しい学校に転校したら、そこは恐ろしい世界だった。

6年生でPTA役員をやったことがないのは、私とOさんだけだった。5年生のPTA役員だった人たちは、Oさん・Oさんの職場・旦那さん・おばあさんにも、毎日、数人で電話をかけた。

5年生のPTA役員だった人たちが、6年生の保護者会で、「仕事はPTAを休む理由にならない」「これから、また、Oさんに電話をかけましょうか」「みんなでOさんに圧力をかけましょう」などと、とんでもないことを言っていたので、担任の先生は頭を抱え込んでいた。

5年生のPTA役員だった人たちは、誰に言われて、こんなことをしているのか知らないけれど、洗脳がすごすぎる。

担任の先生は、ベテランで、優秀な先生だと思う。どんなに優秀な先生でも、これを解決するのは難しい。

「PTA三役はものすごく大変で、鈴木さん(私)に、やってもらいますから、他の人たちは、ベルマーク委員や美化委員など、簡単な委員なので、それほど大変ではありません」と、いきなり言われて、あっけにとられていたら、いつの間にかPTA三役にさせられてしまった。

それで、正義感あふれる人が、PTA役員に立候補してくれて、全員、ほっとした。PTAの楽な学校だったら、積極的にPTAに参加するタイプで、親と同居なので、時間にも恵まれている人だった。

私としたら、男性とお年寄りにはPTA役員になってもらいたくないと思っている。男性がPTAでひどいことをしても、文句を言える女性は少ない。小学校の先生も女性が多いので、男性には、なかなか文句を言いづらい。

 

この学校には、パパさんズという有志があって、パパさんズは平気でドタキャンをする。それも全員が当日ドタキャンをしやがった。その尻拭いはPTA役員。ドタキャンするぐらいだったら最初から出なければいいのに、当日ドタキャンはきつい。最初から出ない人だったら、あてにしないし、人が集まらなかったら、自然とその仕事はなくなるか、学生など他の人たちがやってくれることになる。

このことは、市役所と校長先生に報告した。パパさんズの人が校長先生に注意されたという噂を聞いたことがあるけれど、私の報告と関係しているのかは知らない。

 

PTA三役の中で1番仕事をしていないのは、私かもしれない。

青少年対策委員会・校長先生・市役所に頼まれた仕事を断ることはできたけれど、PTA役員に仕事を頼むことは、私の精神が耐えられないので、できなかった。

電話をかけて、PTA役員に仕事を頼む気にはなれなかった。

この学校では、緊急連絡でさえ、居留守を使われたりするし、電話の相手には嫌そうな態度をとられた。

電話をかけるたびに、「その日は忙しいので出れません」と言われそう。ほとんど断られるのに、電話するのは、つらすぎる。

パートを休んで、PTAの仕事をしていた人たちもいたけれど、人数確保のために、パートを休ませることができるなんて、すごい。天才?

 電話で説得するのに、何時間使ったのだろうと、考えるだけでも恐ろしい。PTA三役の中で、真面目で一生懸命な人ほど、人相がだんだんと悪くなった。

青少年対策委員会から「掃除に6人出してください」と言われて、「その日は会議があったと思います(嘘)」と断ったり、「今年は〇〇小学校さんが広報の担当になりました」と言われて、「今年は、PTA三役は、ほとんどの人が1年目なので、大変なんですけれど」と言って断った。広報の仕事を断ったことを、うちの学校のPTA副会長に、ばらしたら、「他の学校の人が、どう思うか考えたことがある? ぎゃーぎゃー、ぐちぐち」と怒られてしまった。

校長先生や市役所には、お願い事をたくさんしたけれど、とうとう1度もPTA役員に仕事を頼む気にはなれなかった。

どちらかと言うと、私は人を遊びに誘うのが得意。遊びの企画をして「もし、よかったら来る?」などと誘ったら、50人、100人、簡単に大勢の人が集まった。

青少年対策委員会のスポーツフェスタも、私が書いた企画書が楽しそうだったので、参加したがるPTA役員の人が大勢いた。

しかし、PTAを利用して儲けている人たちから、さりげなく、青少年対策委員会から排除されてしまった。多勢に無勢、どう考えても私が負けるので、私の都合で出れないことにして、メールでアドバイスだけ送った。

しばらくして、青少年対策委員会は、私のせいで、PTA役員ではなく、中学生がイベントや掃除の手伝いをすることになった。詐欺師・マルチ商法・宗教・保険・ピアノ教室の経営者のなど、PTAで儲けている人たちが、儲けにくくなってしまった。

 

青少年対策委員会から排除されたので、スポーツフェスタには行かないで、子供と一緒に電車に乗って、IBMのイベントに参加した。「IBMのイベントのほうが楽しいに決まっている」と子供に言われた。

子供の遊び、買い物、勉強に付き合う時間と家事で、ほとんど自分の時間がなくなる。学校の先生で教えるのが下手な人がいたら、落ちこぼれになるから、常に気をつけないといけない。私がPTA役員をやっていた時は、信じられないくらい子供の成績が悪かった。

 

自分のことを「うさぎ」だと思って、逃げたり、隠れたりしよう。

PTAには、狼、狐、猫、カラス、たぬき、イタチなどがいて、自分はエサだと思った方がいい。

5年生でPTA役員をやったSさんは、とうとう1回もPTAに出席しなかった。

保護者会にも、電話にも出ないので、勝手にPTA役員にさせられてしまった。

5年生になると、学校行事に親が来なくても、嬉しくもないし悲しくもない。Sさんは、あてにできないので、名目上美化委員になった。ここまで完全にPTAを無視するとは、清々しい。

運動会の時、勝手にPTAの仕事を振られている可能性があるので、担任の先生にだけは、来れないことを言っておいた方がいいかもしれない。

私も、2回目のPTA役員(第三子)の時、学校の先生とだけ付き合って、PTAを完全に無視したら、みんなが真似するようになった。

PTA役員になっても、PTAに出席しない。電話に出ない。メールを返信しない。玄関のチャイムの音源を切る。学校のイベントはチラッと見ただけでさっさと帰る。

PTA役員がみんなでPTAをサボったら、PTAの仕事が減って、PTAの楽な学校になった。毎日がお葬式のような雰囲気の学校が、楽しそうな笑い声が聞こえる学校に生まれ変わった。(実話)

 

自分はウサギだと思って、逃げて、隠れよう。

気がついたことがあったら、市役所や校長先生に、こっそり報告しよう。