PTAに悩んでいる場合ではない! PTAに悩んでいたら漢字テスト0点!

私がPTA役員になる前は、息子の漢字テストは90点以上だった。

息子が小3と小5の時にPTA役員になって、家で漢字練習をする環境ではなくなった。

PTAに「子供のため」「子供のため」とうるさく言われすぎて、子供のために何かをする気になれなくなった。

PTAの呪縛から逃れられたのは、息子が小学校を卒業する直前だった。

市役所や校長先生に提案書をたくさん書いて、ごっそりとPTAの仕事を減らしてもらった。

他のPTA役員さんにもアドバイスをしたら、ほとんどのPTAの仕事がなくなり、PTAはお茶会サークルになった。

息子が卒業する直前に、明るく楽しい雰囲気の学校に変わった。

しかし、4年間の代償は大きかった。

 

「自分ならPTAなんて余裕さ。嫌だったら断ればいい。」などと軽く思っていた。

しかし、信じられないくらい、 PTAの仕事を断るのは難しかった。PTAの仕事を断ったら、他の人に迷惑がかかると、罪悪感を植え付けられた。

ある時、Aさんという美化委員をしている人が、選考委員の仕事を断った。私も選考委員だけは、やりたくないと思っていた。

断られた人は、「Aさんに圧力をかけましょう」「Aさんをみんなで無視しましょう」などと、大勢の人に言いまわった。

Aさんは、一部の人に無視されたかもしれないけれど、無視するように言われた人たちの方が、つらそうだった。

私は、悪意や敵意の中にいると頭が疲れるので、PTAに出席した次の日は必ず寝込んだ。

家で仕事をしていると、精神がやられるので、パートに出た。

パートに出て忙しくしていると、PTAのことを考えなくてすんだ。

しかし、家の中が荒れて、子供のために何かをする気になれなくなった。

 

 PTAの厳しい学校では、中途半端が1番いけないことだった。

思いっきりPTAに参加するか、完璧に無視するか、態度をはっきり すべきだった。

全く参加しない人たちがいたら、人数に含めないので、自然とその分の仕事量が減る。

 

嫁や婿など、家に居られない人たちは、PTAが避難所なので、自らPTAの仕事を減らすことはできない。

絶望的な孤独を解消してくれたPTAに感謝をしている人たちもいる。

宗教、詐欺師、マルチ商法、保険、教材の販売等の利害関係者は、PTAが厳しければ厳しくなるほど儲かるので、PTAの仕事を減らすのは嫌がる。英語教材60万円を購入していた人もいた。悩みを聞いてくれた人の言うことを聞きたくなるので、うっかり、財布の紐が緩む。

 

子供が学校で何かあったら、学校の先生が詳しく教えてくれるので、他の保護者からの電話を完璧に無視しても大丈夫。

PTAを完全に無視すると、悩まなくてすむ。PTAを無視する人が増えれば増えるほど、PTAの楽しい学校に生まれ変わる。

 

自分の子供が、社会に出てから、使える人間に育てたくて、私は外に働きに行かなかった。

学習塾に通わせなかったので、お金もかからなかった。

PTA役員になる前は、毎週休日は、子供と一緒に、科学館や大学のイベントなどに行った。

そろばん教室は週2回、書道教室も週2回

食事の時は、英語のビデオを流し、

アニメを見ながら、そろばんの練習と漢字練習。

子供の好きそうなマンガを、レンタルショップで借りたり、古本屋で買った。

 10年前、6年生の長女と4年生の次女には、レンタルショップで1000冊以上のマンガを借りた。1年生の長男には、古本屋で数十冊のマンガを買った。子供のために買ったマンガだけでも3000冊以上はある。

 

子供が、ぼけっと、アニメを見ていたら、野菜や果物の皮をむかせた。紙工作のキットもたくさん準備してあって、さりげなく、アニメを見ながら、子供たちに工作をさせた。

料理教室などにも通わせた。

 

長女は、小学6年生で、マンガを読んだ時間は、10,000時間以上。

本を読むスピードは、私の2〜3倍。

そろばんを習っているので、計算スピードは、私の10倍以上。

 

あまりにも読むスピードが速くて、本当に読んでいるのか確認してみた。

マンガ「壁際税務官」「もやしもん」を読ませて、「税金の名前と細菌の名前を5つ言ってみて」「このマンガのストーリーを説明してみて」などと、長女に言ったら、全部答えてくれた。

マンガを長時間読んでいるので、漢字検定3級の読みは自然とできるようになった。

中学1年生の時、長女は、「もらった教科書が薄くて驚いた。」「もらって、その日のうちに全部読んじゃった。」などと言っていた。うらやましい。

マンガすら読んだことのない人は、学校の授業で、はじめて出会う言葉や漢字が多すぎて、教科書をスラスラ読むのが難しい。

 

長女と次女は、小学校1年生の頃から、勉強のできないクラスメイトに勉強を教えていた。できるだけ勉強を教えるように勧めていたので、娘たちのコミュニケーション能力は かなり高くなった。相手に分かるように説明するのは大変なので、かなり苦労をしていたようだけれど、就活も職場もイージーモードなどと言っている。

娘たちの職場は、高学歴が多くて、伝達ミスは少ない。しかし、低学歴の多い職場では、コミニケーション能力(説明する能力)のない人が かなりいて、正しく情報が伝わらないので、トラブルになりやすい。

 

第一子… PTA役員をやらなかった。

               小6で漢検3級、中2で英検3級、そろばんの有段者

               高専卒で、電子機器の開発者(エース級)

第二子…小学6年生の時、PTA副会長になった。(第三子が小学3年生)

               家事がおろそかになり、育児放棄状態

               家で、そろばんの練習や漢字練習をする環境ではなくなった。

               家で読む本やマンガを準備する時間もなくなった。

               高校生の時、勉強をがんばり、現役合格で、高卒公務員(倍率100倍以上)

第三子…小3と小5の時にPTA役員

              小5と小6の時、漢字テストで0点を取るようになった。

              中卒で職人、そろばんの有段者、日商簿記2級(確定申告に必要なので)

              最近は電気工事士の勉強をしている。

 

中学校の入学式は、第一子の入学式にしか出席しなかった。入学式はPTA役員決めのバトルがあるので、中学校の入学式に出席する気にはなれなかった。

PTAの心配がなくなったので、子供の勉強に付き合えるようになった。

家にあるマンガは、上の子2人の趣味なので、息子は小3〜小6の4年間、ほとんど本を読まなかった。その差が大きかった。

上の子2人は、学校の授業だけで、家では学校の勉強を全くやらなくても成績は良かった。宿題も学校でやっていた。

それで、まず、息子の好きそうなマンガを数百冊ほど購入して、息子に読ませた。

それから、勉強のYouTubeを見せた後、問題集の空欄に、解答集を見ながら、答えを書き写す作業をさせた。答えを見ながら書き写すだけなので、考えたり悩んだりする時間を使わないから、勉強時間が少なくてすんだ。同じ問題集を3冊、この作業をすると、問題を見たら自然と答えを思い浮かぶようになる。

毎日1時間、息子の勉強に付き合った。私が勉強に付き合わなかったら、全科目20点以下だったかもしれない。国語は教科書がつまらなくて、漢字練習ぐらいしか付き合わなかった。息子は、英語と国語の学校の授業がつまらなすぎて、授業中はほとんど寝ていたらしい。

理科と数学は90点以上、社会は70点台、英語と国語は20〜50点。

 

息子が中3の時、私の息子なら、弟子にしてもいいと言う職人さんがいたので、息子はさっさと職人になった。

職人さん達は、勉強ができない人が多く、コミニケーション能力がない人も多い。

私は、職人はコミニケーション能力がなくても大丈夫だと勘違いをしていた。間違えないように質問をしたり確認をする必要のある職場だった。それで、最近は、毎日2ページ、息子の好きな文章を書かせている。声を出して読んだり、その内容の説明をさせている。

 

PTAは、子供のために無視するか、自分のために参加するか、はっきりしたほうがいいと思う。

もし、子育て中にPTAを完全に無視して、負い目があるようなら、子供が就職して時間ができたら、町内会や自治会を通じて、学校に関わればいい。

 

学校の授業で、

①学生に町内会の仕事を手伝わせる。

②町内会の役員さんが学校に行って、学校の先生の代わりに、掃除、手芸、料理、工作などを教える。

この私の提案を、町会長30人と市役所の職員さん達が快く引き受けてくれた。

おばあさんになってから、りんごの皮のむき方、雑巾の絞り方など、簡単なことをたくさん教えてあげればいい。

 

PTAは、お茶会サークルとして、楽しく過ごせば良い。

 

ご参考になれば幸いです。