女は大学に行くな!行かせるな! その5、大学よりも資格やスキル

昔は、大学に行かないと勉強ができなかった。しかし、今は、専門学校やYouTubeなど、大学に行かなくても勉強ができるようになった。

「女は大学に行くな」と言っているけれど、勉強をするなとは言っていない。勉強をするんだったら、大学ではなく、その他の方法で勉強をしたほうがいいと思う。

 

文系の人たちに、どのような学部で、どのような仕事をしているのか、聞きまくったことがあった。

文系でも、特に、文学部は就職に不利だと思う。文学部の学生の基礎学力は高いけれど、文学部卒を必要とする仕事は少ないし、会社の利益になることを勉強していないから、就活は苦労する。

文学部の学生は、「大学の勉強と仕事は関係ない」などと言ったり、具体的に何を学んできたか言えない人が多かった。

文学部卒でも、結局は、理系の勉強をすることになった人はかなりいた。

 

数学が苦手でも、基本情報処理、2級建築士第二種電気工事士に合格できる。

文学部卒でプログラマーになるんだったら、最初から情報処理の専門学校に行けばいいし、就職先が不動産やリフォーム関係なら、建築の専門学校にすればよかったのに、大学資格のために大学に行って、お金を稼ぐ能力を身に付けないのは、どうかと思う。

大学に行ったほうが幸せになれるという変な洗脳のせいかもしれない。

文学部卒など、就職で苦労する人は、お金を稼ぐために必要な勉強は何かを全く考えていないとしか思えない。お金になる仕事、苦手な分野、やりたくない仕事、できそうな仕事は何かを考えると、勉強すべきことが、だんだんとしぼられてくる。

 

資格を持っているだけで、信頼される資格もある。例えば、2級建築士は、予想外のところからの求人もある。

リフォーム会社、不動産販売・管理会社、住宅設備機器メーカーなど、建物の設計をしている会社ではないので、2級建築士の資格は本来なら意味がないけれど、2級建築士の資格を持っているだけで、特別扱いをしてもらっている。

私は大家業をしているので、何度もリフォーム会社に仕事を頼んだことがある。資格を持っていない人は建築の知識のない人かもしれないので、相談したり仕事を頼むのは不安だった。失敗したくないので、できだけ有資格者や現場の職人さんたちに質問をしたものだった。

もし、自分の子供が、数学と英語が苦手で、インテリアの仕事をしたいと言ったら、高校は商業高校や工業高校などの三流高校で、高校1年生で簿記2級、高校2年生で第二種電気工事士の勉強をさせ、 2級建築士の資格の取れる専門学校に2年間、通わせたかもしれない。

合格点さえ取れれば、数学の問題は過去問を暗記する程度でいいので、難しい数学の問題を捨てれば、数学が苦手な人でも合格ができる。

  2級建築士…合格率20%前後

  第二種電気工事士…筆記試験…合格率60%

                                  技能試験…合格率70%

  日商簿記2級… 11.8〜47.6%

名刺に「2級建築士」「第二種電気工事士」「日商簿記2級」と書ける。

全て「2」だけれど、組み合わせると、希少性のある人材になる。

 

3つの資格には、英語の勉強の必要はない。

大学受験の勉強時間は膨大で、特に、英語の勉強に時間が割かれる。

大学受験には、理系でも文系でも、必ず試験科目に英語がある。

別の言い方をすると、英語なしで受験できる大学は、たった13校22学部しかない。

しかし、日本人の1割も英語を必要としていない。

英語を仕事で使う人の数は減少傾向にあるという現実がある。

「過去1年間に仕事で少しでも英語を使った」と言う人の比率は、2006年21%に対し、2010年は16.3%と、減少している。

もし、大学受験をしなかったら、特に英語の勉強をしないのなら、その分、もっといろいろなことに時間を割くことができる。

 

英語を習得するのに最低、3000時間以上

仕事で英語が使えるレベル、1万時間以上

(小学校157時間、中学校350時間、高校58〜500時間)

 

高卒公務員… 500〜1200時間…偏差値40台の高校生も公務員試験に合格している。

 

簿記3級…100〜120時間

簿記2級…150〜250時間

簿記1級…500〜1000時間

 

2級建築士…500〜1000時間

 

第二種電気工事士の勉強時間は50〜150時間

電気工事士の資格も、学校に通わなくても、YouTubeと問題集と、工具と練習キットで合格ができる。

年に2回、受験者数約11万人/年

 

「〇〇大学卒です」よりも、「電気工事士の資格を持っています」の方が、客が安心する。

大学の電子・電気科を卒業した人たちの仕事は、開発職やBtoB (企業対企業)で、BtoC(企業対消費者)は、めったにない。つまり、電子・電気科を卒業した人たちは、一般客と付き合う人はめったにいない。

最近は、就活に有利な理系女子が増えている。

例えば、高専の女子学生の比率は2割。年々、女子学生の比率は増え続けている。

電子・電気科卒は、社会から必要とされているけれど、人数が足りていないので、それに近い簡単な資格を取っただけで、優遇される。

しかし、希少な理系女性でも、大企業の入社は厳しい。大企業は、優秀な男性がいくらでもいるので、女性は優秀でも、あまり大切にされていない。中小企業になると、優秀な男性はそれほど集まらないので、優秀な女性に辞められたくないから、優秀な女性を大切にする。出産で会社を辞める人が、大企業では7割、中小企業では5割、ちなみに、公務員では2割。産休や育休という制度は、大企業では使いづらいけれど、中小企業では使いやすい。

女性の結婚ピークは26歳。2018年に出された婚姻届の約半数が27歳までの女性で、平均初婚年齢は女性は29.4歳、高齢で結婚する人が一気に平均を釣り上げている。

大卒女子は、大学を卒業して2〜3年で結婚して、スキルが身に付く前に、退職か産休・育休になる人が大勢いる。それで、採用担当者としたら、特別能力がある人以外、大卒女子を採用するよりも、安く長く働いてくれそうな高卒女子を採用したくなる。

特に不景気になると、美人でコミニケーション能力のある女性を除いて、ビジネス向きの分野を学んでいない文系女性が、正社員になるのは、かなり厳しい。

 

私が中学3年生の時も、女子大生の就職が悪かった。

私の母は、大学に、あこがれていて、「大学に行け」とうるさかった。

高専に行きたかったけれど、母に理解してもらえなくて、普通高校に行くことになった。

当時は、公立の普通高校では大学受験の勉強が間に合わなくて、理系は8割は浪人しないと入れなかった。残念ながら、偏差値の高い大学には落ちてしまった。女の場合、偏差値の低い4年制大学では、就職が厳しいかもしれないので、短大に行くことにした。短大に行って情報処理を勉強した。ちなみに情報処理2種(基本情報処理)に合格している。今だったら、ネットだけで情報処理の勉強ができるけれど、当時は、大学や専門学校に行かないと、情報処理の勉強はできなかった。

成績が良いと大学3年生に編入できる短大だったけれど、2年生の時は好景気で、いつ不景気になるか分からないので、さっさと就職をした。

当時は今ほど簡単に勉強できる環境ではなかったので、楽して、経済・法律・会計の知識を身に付けるために放送大学の3年生に編入することにした。OLをしながら、放送大学の勉強した。朝食を食べながら、録画した授業を見て、電車の中で、録音した授業を聞いて、日曜日はスクーリングをした。思っているよりも簡単に卒業単位が取れてしまった。

不労所得を得るためには、かなりの勉強が必要で、放送大学で勉強したおかげで、株式投資や不動産投資ができるようになった。

また、放送大学で法律を勉強したおかげで、PTAのシステムをいじれたし、PTAの仕事をごっそり減らして、明るく楽しい学校に変えることもできた。

放送大学の放送授業の科目数は、約300科目あり、自由に選べて、つまらない授業や教えるのが下手な先生の授業は取らなかったから、勉強は苦しくなかった。

一般の大学では、選択科目の数が少なくて、勉強したい科目をなかなか自由には選べない。

大学の先生は研究者で、教えるのが専門ではないから、教えるのが下手な先生もかなりいる。

私の上の兄は、経済学部で、簿記の試験を受けるように親に言われていたけれど、簿記3級の試験すら受けなかった。

簿記は教える人が下手だと合格できないし、独学は厳しい。しかし、教える人が上手だと、勉強の苦手な子供でも、簡単に合格ができる。

商業高校でも、教える先生が違うと、あるクラスでは全員合格で、あるクラスでは全員不合格という極端な結果になる。

私の息子は、中学の国語は20点以下で、漢字テストも何回も0点をとったことがある。大原専門学校の講師は教えるのが上手で、1年で簿記2級に合格することができた。

もし、このことを知っていたら、小学校4・5年生から、大原簿記専門学校に通わせていた。

 

数学や英語が得意なら、高専

偏差値が低くても、1・2年生から勉強すれば、高卒公務員。

数学や英語が苦手なら、2級建築士第二種電気工事士、簿記などの資格。

情報処理は才能の問題なので、学歴は関係がない。

高卒で就職した後、ネットで、好きな勉強をしてもいいと思う。

 

*ご参考になれば幸いです。