PTAが子供たちの体験を奪っています。PTAが子供たちの成長を邪魔しています。しかし、PTAに欠席する人が増えれば増えるほど、子供たちの体験学習が増えました。

私たちが子供の頃にしてきた仕事を、今はPTA・先生・保護者がやっています。下手でも失敗してもいいから子供にやらせるべきことをやらせていません。小学生の時に体験しなければいけないことを大人になってから体験するので、大変苦労することになります。子供の失敗は許されても大人になると、だんだんと許されなくなります。ほとんどの保護者は、このことが分かっているのに、PTAに参加して子供の体験を奪っています。

「学校にお世話になっているのだからPTA役員をやらなくてはいけない。」などと自分の親や周りの人たちに言われました。洗脳されていない人も大勢いますけれど、洗脳されている人たちに逆らうのは大変です。

PTA役員の精神状態が不安定になると、マルチ商法、詐欺師、宗教、暴力団等が儲かる仕組みになっているので逆らうのは難しいかもしれません。

PTA役員が一生懸命仕事をすればするほど、子供の体験学習を奪うことになります。

それに、PTAの仕事が増えれば増えるほどPTA役員が疲れてしまい、子供の教育がおろそかになります。

運動会の後、椅子の脚を濡れた雑巾で拭く仕事がありました。「なんで小学生にやらせないの?」などと言うPTA役員はたくさんいました。しかし、「小学生にやらせましょう」と言える雰囲気ではありませんでした。

幼稚園や小学校の文化祭準備など、私たちが子供の頃は子供がやっていましたけれど、今はPTAがやっています。昔は子供が、飾りを作って展示をしたり、片付けや掃除をしました。

今の小学生は、小学校で濡れた雑巾で掃除をしたことがありません。ですから、雑巾を洗って絞ったことのない人たちもかなりいます。

長女が、小学6年生の時、家で雑巾を使って掃除をさせました。まさか雑巾を洗ったり絞ったことがなかったとは知らなかったので、ふざけていると勘違いして、ひっぱたいてしまいました。学校の掃除をサボる子供ではないし、ガス会社の料理教室にも通ったこともあるので、雑巾を洗ったり絞ったりしたことがないとは思いませんでした。

小学6年生の担任の先生が「自分で掃除したほうが早いし、きれいになるから」などと言って、小学生に掃除をやらせていませんでした。先生たちも、小学生に掃除をやらせるのは面倒臭いのです。面倒ですけれど、このような些細な雑用をやらせないで大人になったら、仕事のできない人間になってしまいます。

私たちの世代からすると、小学生が濡れた雑巾で机の上をふくが当たり前で、小学校で習っていないとは思いません。

社会人になって職場などで机の上を雑巾でふく用事はかなりあります。親から教えてもらっている人以外はできないので、ふざけているのか、掃除をサボってきた人と勘違いされるかもしれません。

新入社員に「机をふいておいて」と頼んで、「どのように机をふいたらいいですか」とか質問されたら、質問攻めにしてサボるつもりかと勘違いします。ちゃんと雑巾を絞らないで机をふかれたら、頭が悪いのか嫌がらせかと勘違いします。

ほとんどの人は、できない理由を調べたりしませんし、原因を追求しません。できて当たり前なことができない事は残酷なことです。

ほんの1年だけ、ファーストフードでアルバイトをしたことがありました。高校生の中には、私たちが小学生の時にできたことができない人たちがいました。「やる気はあったけれど、辞めてくれてよかった。」とベテランの人たちは言っていました。教育システムが昔のままで変更していないところにアルバイトに行くと、すぐに辞めることになります。ほとんどの人はできない理由が分かりませんし、教える人の負担が大きすぎて、時間も足りません。

PTA役員が仕事をすればするほど、小学生の体験学習が減って、ニート予備軍が増えるかもしれません。

私たちが子供の頃は、年がら年中、何かを作っていました。入学式・運動会・学芸会・音楽会・卒業式など、紙のお花飾りを作ったり、折り紙でいろいろな種類の飾りをつくりました。折り紙を使った輪っかの飾り「輪つなぎ」は、子供にとっては遊びの1つになるし、手先のトレーニングや集中力のトレーニングにもなります。一石二鳥どころか一石三鳥です。

息子は「折り紙を学校で習ったことがない」「鶴の折り方を教えてくれたのはお母さんだけ」などと言っていました。息子は「輪つなぎ」を作ったことがあるそうですけれど、教えてもらわなかったと言っていますし、ほんのちょっと作っただけでした。

不思議なことに、PTAは大人同士で固まって子供と付き合っていませんでした。運動会の時、椅子の脚を雑巾で拭いてあげるぐらいしか、小学生と付き合っているのを見たことがありません。

教室で、絵本の読み聞かせをしているお母さんもいましたけれど、子供たちと会話をしていませんでした。学校の教室は広くて絵本の絵も文字も遠すぎて見えないので、本の読み聞かせには向きません。本の読み聞かせは、せいぜい多くても5人ぐらいまでです。小学6年生にひらがなの絵本の読み聞かせをしていた保護者には驚きました。子供たちは嫌そうにしていました。

あの時、校長先生に漢字練習をさせてくださいと提案をすればよかったと思っています。

とあるイベントで、紙工作の作り方を教えているのは自分だけで、子供に教えようとしている人はいませんでした。もしかしたら、そういうローカルルールのある地域だったのかもしれません。

息子が小学3年生〜6年生の4年間は、PTAのせいで私の心が疲れてしまって、息子にはあまり工作をさせませんでした。少しはさせていましたけれど、量が少なすぎます。

PTAの定例会では、他人の悪口を毎回3時間は聞かされました。PTAに出席すると不思議なくらい頭が疲れるので、PTAに出席した次の日は必ず寝込みました。

普通の精神状態では騙されないことでも、精神状態が不安定になると騙されやすくなります。頭が働かない状態で物を売りつけられたら、間違って買ってしまうかもしれません。特に、周りの人たちが購入して自分1人だけが購入しないのは難しいので、周りに合わせて購入してしまうかもしれません。

クレヨンしんちゃん(漫画)のお母さんも高級下着を購入していました。趣味という設定でしたけれど、あれは趣味ではありません。勝負下着として高級下着を着る事はありますけれど、2人の子持ちは着ません。それに、汚れてもいい服を着ている人が高級下着を着たりしません。クレヨンしんちゃんのお母さんの高級下着は、趣味ではなくて、断れなかったから購入したとしか思えません。

だまされたことがない人は、だまされた人を頭の弱い人と馬鹿にします。だまされたのを知られると、馬鹿にする人たちがいるので、だまされた事は黙っています。

私は、ここではターゲットにはなりませんでしたけれど、貧乏人だと勘違いをされて、でたらめな時間を教えられるという細かい嫌がらせをされました。

PTAは無視するのが1番安全だと思います。

PTAに出なければ、その分、子供に勉強をさせたり、家事をさせたり、子供と遊びに行ったり、いろいろなことができるようになります。嫌がらせをされたり、高級下着や高級な教材を購入させられたり、お金を失うことも減ります。

仕事が忙しくてPTAに出れない人は、担任の先生に出れない理由を言って、PTAからの電話に出なければ、あてにできない人扱いされるので、その分PTAの仕事が減ります。

実際に、PTA三役が1人を除いて全員が欠席をしたら、PTAの仕事だったものが子供たちの体験学習に変わりました。

PTAに出ないと子供がいじめられるのではないかと不安になりますが、まず、滅多にありませんが、担任の先生に子供が嫌がらせをされていたら、市役所の教員人事に相談に行くと、かなり解決してもらえるようです。

教員人事に、PTAに仕事を頼むのはやめてもらいたいと言ったら、本当に、先生や市役所はPTAに仕事を頼むのをやめてくれました。

PTAに出ない人が増えれば増えるほど、明るく楽しい雰囲気の学校になり、子供の体験学習も増えます。

ご参考になれば幸いです。