積極的不登校を勧める理由。読書時間が増える。昔の不登校は勉強のできない人になりやすかったけれど、今の不登校は超優秀な人になるかもしれません。

学校に行くのをやめたら、急に勉強ができるようになりました。

学校にいる時間が8時間で習い事をすると本を読める時間は1時間ぐらいしか残っていません。

息子は国語の成績が悪くてオフィスワークは無理なので、高校に行かないで職人の弟子になりました。親方は年で体力がないので、働く時間は3〜6時間程度でした。それで暇な時間が増えてネット小説を読むようになりました。

息子は、1日5時間以上はネット小説を読んでいました。

5時間× 365日× 3年= 5475時間……読書時間5000時間以上

高卒認定試験の合格点が40点で試験は簡単だから、娘たちに高卒認定を取るように勧められました。息子に過去問をやらせたら、国語の点数は38点〜86点でした。YouTubeと過去問で勉強して2ヶ月で高卒認定試験に合格しました。国語と英語以外はA判定(80点以上)でした。

息子は、中学3年生の時は、活字を読むのが苦手で、国語のテストは20点以下でした。それが今では、放送大学の教科書をすらすら読めるようになりました。2年もしないうちに放送大学の卒業単位を取れそうですし、基本情報も合格しそうです。第二種電気工事士の筆記試験は楽勝で合格しました。

ここまで国語力が身に付いたのは「なろう系の小説」のおかげです。

イーロン・マスク】は不登校でした。「私は本に育てられたんです。9歳の頃から私の家には家政婦しかおらず、1日10時間はSFを読んでいました。」などとインタビューに答えていました。10歳でプログラムを習得し、12歳の時に対戦ゲームを自作し販売していました。ペンシルベニア大学卒。スペースX,PayPal,OpenAI等の創設者。

【成田悠輔】も、極度の睡眠障害により小中高は不登校でした。麻布中学・高校卒で、東京大学経済学部を首席卒業して、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得し、現在イエール大学の助手をしています。

成田悠輔の母親からすると、夫は働かないで麻雀で借金を作り、息子は睡眠障害不登校。働いて働いて、やっと4人でワンルームの生活。頻繁に図書館に行って、子供の好きそうな本を片っ端から借りてきて、さりげなく本を読むように勧めて、小学校の授業に出なくても勉強が抜群にできるようにして、私立中学や大学受験をさせました。

不登校で籍を置いているだけの学校のために、母親が、ギリギリの生活の中で苦しい家計の中から私立中学・高校の授業料をひねり出したと成田悠輔は思っているようですけれど、祖父母などが学費をこっそりと払っていたと考えます。成田悠輔は、高校では、プリント1枚提出したら出席10回に換算してもらっていたそうです。特別に裕福な親でないと、通わない学校のために授業料を払ったりしません。

小中高12年間×365日× 10時間= 43,800時間……推定読書時間4万時間

斉藤一人】も不登校でした。学歴は中卒。体の調子が悪くて、中学にはほとんど通わないで、家で読書をしていました。40年前、虚弱体質改善のために、1人で漢方の勉強をして、「青汁」を作られました。自分のためにやっていたことが人にも役に立ち、「納税額日本一」になりました。

 

うちの子供たちの中学3年生までの読書時間

①長女… 1万時間以上

長女はトイレの中でも読書をする人でした。小学5年生で、長女の読書スピードは私の2〜3倍でした。みんなから天才などと言われていました。

平日200日× 2時間= 400時間

休日160日× 5時間= 800時間

一年間1200時間× 11年(5〜15歳)= 1万3200時間

②次女…7000時間以上

次女は友達と遊ぶのが忙しくて、長女の半分しか読書をしませんでした。それでも小学校の時は学校で1番頭が良いと言われていました。

私は「PTAの仕事をごっそりと減らしてやる」という強い意志のもとに「ドラッカーの組織論」を読んだけれど、難しくて難しくて読むのに苦労しました。それなのに、次女はさらっと読んでしまいました。

③第3子(息子)… 2000時間

1日30分〜1時間しか読みませんでした。息子の趣味の本を探すのが面倒で、本を準備しなかった日がかなりありました。それに、暇そうにしているときに「この本読んでね」と言わないと読みませんでした。

中学を卒業して、ネット小説を3年間で5000時間以上読んだら、難しい本が読めるようになっていました。


10年前は、親が本を準備しないと子供は本を読めませんでした。地域によっては、居心地の悪い図書館もあります。

小学校の校長先生に、学校の図書室に漫画を置いてくださいと頼んで漫画を置いてもらいました。漫画を置く前は図書室に行く人はいませんでしたけれど、漫画を置くようになって小学生は図書室に行くようになりました。でも、うちの子供たちは学校の図書室を一度も利用しませんでした。私からすると、漫画の数が少なくて、古い本ばかりで、子供の読みたくなるような本はなかったと思います。

私は2日に一回は図書館に行って、子供の好きそうな本を借りました。ブックオフで購入したり、漫画のレンタルショップで借りたり、長女や次女が常に本を読める環境にしていました。

図書館の貸し出し手続きは面倒で、小学生なら数回で図書館の本を借りるのが嫌になってしまうかもしれません。

次女が小学4年生の時、漫画のレンタルショップで借りた本は1000冊です。1冊50円でしたけれど、5万円以上かかりました。

昔は不登校になると勉強をする機会がなくなって勉強ができない人になりました。下手をすると、ニートやフリーターになるしかありませんでした。

イーロン・マスク】や【成田悠輔】や【斉藤一人】のように、本を読める環境にするには、親の熱意が必要でした。

今は簡単にネット漫画やネット小説を読めるようになりました。これからは不登校で、iPadスマホで長時間、家で活字を読んでいる人の方が、優秀な人になるかもしれません。

ご参考になれば幸いです。