積極的不登校を勧める理由。学校では間違ったことを教えるし、間違ったことを覚えやすい。
学校のテストは戻ってくるまでに数日かかり、間違ったところをすぐに訂正しないと間違ったまま覚えてしまいます。
国語の漢字テストで忘れてしまった漢字があったら、ほとんどの人は、空欄を埋めるのに漢字を創作して、デタラメな漢字を書きます。答えがすぐに返ってこないので、そのデタラメな漢字が記憶に定着してしまいます。
私も学生の頃、漢字テストで「まちがい」を「真違い」と創作してテスト用紙に書きました。答案を返してもらえるのは数日後でした。私は数年間、「間違い」を「真違い」だと思っていました。知り合いに間違っていると教えてもらいましたけれど、すぐには信じられなくて「えーうそでしょ」などと言って嫌な顔をしてしまいました。本当だったと知った時はショックを受けました。
長女(私の娘)は、よく「先生がデタラメなことを教えてくる」などと言っていました。
長女の担任になった先生たちは、年がら年中、漢字を間違えていて、あまりにも多くて、先生に「間違えています」などと言う気にはなれなかったそうです。
特にひどかったのは、長女が小学1年生の時の担任の先生でした。
❶先生は、ひらがなの書き順を正しく書けませんでした。
娘は幼児の時は正しい書き順だったのに、1年生になり、でたらめな書き方をしていました。
私「ひらがなの書き順が間違っている」…娘「だって先生がこう書いていたもん」…私「ほら、この本を見なさいよ。先生が間違ってるでしょ」。
❷先生は、間違った鉛筆の持ち方をしていました。
私「鉛筆の持ち方が変」…娘「だって、先生もみんなも、こういう持ち方をしているんだもん」…私「1人だけでもいいから、正しい持ち方をしたら」…娘「えーっやだ!」。
うちの3人の子供たちは、幼児の時は、ちゃんとした鉛筆の持ち方をしていましたけれど、小学生になってから、変な持ち方をするようになってしまいました。
❸1桁の足し算を教えられない先生でした。
1年生の算数の授業は135コマもあるのに、1クラス33人で、そのうち7人も1桁の計算ができないまま2年生になりました。
ほとんどの人は、入学前にビデオを見て、かなりの計算ができるようになっていましたから、初めて算数を習う人は、わずかしかいません。
80%以上なら、明らかに先生のせいにできますけれど、20%以下なら生徒のせいにされます。
「6+5=11」の計算ができないまま2年生になり、勉強が先に進んだので、これ以上勉強を進ませないように、授業妨害をする女の子がいました。
1年生の担任の先生は転勤して、2年生の担任の先生は事情が分からないので、行儀の悪い子だとしか思っていませんでした。
授業妨害をした女の子の母親は、勉強のできる子供の親に電話をかけまくりました。うちにも電話がかかってきたので、そろばん教室を勧めました。不真面目な子だと思っていたら、びっくりするぐらい真剣に、そろばんの練習をしていました。そろばんを習って計算ができるようになり「算数だけはできる」などと、その女の子は自慢していたそうです。
❹やる気をなくすことを言う先生でした。
「1年生なのに、かけ算ができるなんて、おかしいんじゃない」と先生に言われて、娘は勉強する気をなくしてしまいました。
かけ算どころか割り算もできました。かけ算の九九は、ビデオを見ていたので4歳で覚えてしまいました。さっさと、そろばんの上の級を取ってもらいたくて、小銭を使って、割り算を教えました。地域により副教材が異なるかも知れませんが、40年前は算数を理解させるために副教材に、おもちゃのお金を使っていました。
他の子供たちは、そろばんの先生に割り算を教えてもらっていました。
そろばんを小学校で習うのは3年生からなので、遅すぎます。1年生から習えば、計算ができなくて苦労する人が減ったかもしれません。
当たり前のことですが、計算が速いのは得です。いちいち電卓を使わないで計算できるのは便利です。うちの子供たちは、分数も方程式も暗算で計算していて、数学の勉強時間は短くてすみ、試験時間も足りなくなるということがありませんでした。別の言い方をすると、計算が遅いと、勉強に時間がかかり、時間内に問題が解けないので、受験には合格できません。
それに、そろばん1級以上取れれば、師範になれます。70代後半のそろばんの先生は、女1人で、短い労働時間で月に40万円以上稼いでいました。頻繁に温泉に行くなど優雅な生活を送っていました。
2年生になって、1桁の足し算ができなかった人は7人いて、その中で、そろばんの師範を目指す人もいました。
次女が小学4年生の時、先生のアルファベットの書き順が間違っていて、大勢で「間違っている」と騒いだそうです。ほとんどの人が学校で習う前に、既にアルファベットが書けるようになっていました。
次女が小学6年生の時、第二次世界大戦で日本が真珠湾攻撃をしたのは「日本がハワイを欲しかったから」などと、先生がデタラメなことを言ってしまい、みんなに「嘘だーっ」と騒がれたそうです。
残念ながら、しっかりと勉強していて素晴らしいと思った先生たちは私立の学校に引き抜かれました。親が子供を私立の学校に入れたいと思うのは当たり前です。
私は、子供に間違ったことを教えないように必ず辞書で調べてから教えていました。
学習塾の先生も、間違ったことを教えないように、かなり勉強をしているようです。
たまたま、担任の先生にプリントを提出しに、夜7時に学校に行ったら、ほとんどの先生たちが職員室に残っていました。
校長先生に「ほとんどの先生たちが、夜7時過ぎまで職員室に残っていて、しっかりと子供たちに勉強を教えられるのか心配です。書類作成の回数を減らすなどして、仕事を減らしてください。」と手紙を送ったら、しばらくして職員室は5時に電気が消えるようになりました。
しかし、「総合の授業」「英語」「プログラミング」の教科が加わって、さらに授業準備が間に合わない授業が増えたかもしれません。
不登校になって、ネットや塾で勉強をして大学受験をした方が良い大学に入れるかもしれませんし、間違ったことを覚える回数も減ります。
ご参考になれば幸いです。