学校の授業の「ハンカチ落とし」は強制。ローカル・ルールのズレから、ケンカ・いじめ。

  自分が小学生の頃、学校の授業で、「ハンカチ落とし」という遊びをさせられました。ルールがよく分からなくて嫌いでした。学校の授業でなければ、絶対にやりませんでした。ルールが人によって、ズレていて、当時はローカル・ルールという言葉を知らなかったので、ルールが分からなくて不安でイライラしながら、ハンカチ落としに参加しました。「ハンカチ落としは、つまらないから、やりたくない。」と先生に言いましたけれど、学校の授業は強制なので、無理矢理、参加させられました。細かいルールの違いから、よく、ケンカをする人がいました。

  息子が小学2年生の時、小学校でトランプを使った授業をしていて、対戦相手に、どんな態度をとられたのか知りませんけど、息子は机の下に隠れたり、教室から出て行こうとしました。「うちの息子は、成長が遅くて、まだゲームのルールが理解できないので、他の人に迷惑がかかるから、ルールが理解できるまで見学にさせてください。」「ルールや遊び方を見て覚えて、息子が参加できると言ったら、参加させてください。」と言って、トランプゲームは見学になりました。担任の先生に納得してもらったと思っていました。

  その1ヵ月後に、また息子の担任の先生から、突然電話がかかってきました。「体育の授業で、ハンカチ落としをしているんですけれど、鈴木君が参加してくれません。」と、担任の先生に言われたので、「見学でお願いします。」と言いました。この担任の先生は、またやってくれたのかと、がっかりしました。それに、毎回タイミングの悪い時に電話をかけてくれました。その程度のこと、自分で解決してと言いたくなるくらい、こちらに余裕のない状況で、いきなり電話がかかってきました。

  「ハンカチ落としは、女の子の遊びで、男の子にもさせているんですか。男の子にスカートを、はかせるようなことは、やめていただけませんか。」などと、余計な事まで言ってしまいました。

  自分が小学生の頃は、1クラスに48人いて、女子だけハンカチ落としをして、男子は別のことをしていました。ハンカチ落としは、女子だけでも、あんなにケンカになったので、男子が入ったら、もっと、ひどいことになっていたかもしれません。男子は勝負のささいなことにも、こだわる人が多くて、女子に負けることが本能的に許せないと思っている人たちもいます。

  ブログを書くのに、ハンカチ落としは、どんなものか調べてみました。他のブログを読むまで、ハンカチ落としは、女の子の遊びだと思っていました。それに、「楽しかった」という内容のものしかありませんでした。「やりたくなかった」「つまらなかった」と書いている人はいないようでした。自分と同学年の男性に、ハンカチ落としはどうだったか、質問してみたら、ハンカチ落としという遊びの名前すら、知りませんでした。

自分が子供の頃、自分たちにとっては、ハンカチ落としは、劣等感を植え付けられるゲームでした。当時は、ハンカチ落としのルールが理解できなくて、自分はなんて頭が悪いんだろうと思いました。説明する人が下手なのに、理解できない人間が悪い扱いされました。

  この担任の先生は、いじめの種をまく先生で、保護者同士、人間関係が悪くなるようなこともしでかしました。

  保護者や生徒は、平和な学校生活を望んでいます。イジメやケンカの種になるようなことがありましたら、気がついた人は、市役所に報告してください。