校長、PTA三役、担任、仕事を振る立場にある人が、仕事の大変さが分からないと地獄。断る方法。

  お年寄りのたくさん住んでいる地域では、母親に対しての理想像が高すぎて、「PTAの仕事が多すぎる」と言っただけで、モンスターペアレント扱いをされます。母親は何も言えなくて、PTAの仕事が多くなりますが、お年寄りの少ない地域では、PTAの仕事を減らせる母親が多くなります。

  うちの1番上の子の卒業式の時、6年生の担任のB先生は、うちのクラスの生徒全員に、写真を配るように、みんなが帰った後に、PTA役員に写真を渡しました。小学校最後の日に、みんなが帰った後に、写真を配るのは大変なことなので、もしも私がPTA役員だったら、「これはPTAの仕事ではありません。B先生がご自分で写真を配ってください。」と言って、断りました。

PTA役員の対処法

①仕事を断る。

②市役所に渡す。情報があるので、いろいろなルートで渡せる。

③校長先生に渡す。卒業アルバムと一緒に渡してもらう。

④子供に配ってもらう。

⑤電話をかけて取りに来てもらう。

⑥電話をかけて住所を教えてもらい、郵送する。

⑦中学の入学式に配る。

⑧配らない。

   私だったら、①②③を選択しますけれど、PTA役員さんたちは、必死に渡す人を探して配っていました。私に写真を渡した時は、『やっと見つけた。よかった。』という顔をしていました。

  PTA役員さんは、④⑦を選択したようですけれど、引っ越した人もいるので、⑧を選択することになったかもしれません。③を選択するという発想はなかったようです。

  卒業式の前と後では、引っ越し代が3倍ぐらい値段に差があるから、卒業式の前に引っ越した人もいました。一生懸命に配ったけれど、配れない人がいて、数年後、こっそりと写真を捨てるしかありません。配れなかったことは、誰にもバレませんけれど、数年間、気持ち悪い思いをすることになります。

 

  この学校のPTAはイジメの世界なので、PTA役員には、なりたくありませんでした。しかし、数ヶ月後にPTA役員になることが決まっていましたし、PTA役員を断る理由も自信もありません。少しでも、イジメが減ってもらいたいと思っていました。

  市役所に行って、この学校がどうなっているのか、教員人事に質問してみました。Aという係長をしている女性と会話をしてみて、頭の良さに驚きました。Aは、にこやかで可愛らしい人でした。うちの学校の教員の名前を全員、覚えているだけではなくて、細かい事まで知っていました。B先生は、他の市町村、私の引っ越す前の学校の隣の学校に転勤になったと教えてもらいました。その地域に住んでいる人たちは、「これはPTAの仕事ではありません。」と断れる人たちばかりなので、B先生の馬鹿な行動で、生徒や保護者が被害を受ける事は少ないと思います。教員人事が、ちゃんと仕事をしていることに感動しました。

  もし、PTAにイジメられている人が、教員人事のA係長に相談に行ってくれたら、イジメが少しでも減るかもしれません。ガラケーしか、なかった時代なので、今の人からすると、変な行動に思えるかもしれません。娘が学校に嫌がらせをされた証拠と、『B先生のようなことをされたら、教員人事のA係長に相談に行ってください。』という内容のことを書いて、近所の人に配ってみました。B先生の名前は書きませんでしたけれど、全員、B先生のことだと分かりました。

  そのうちの1人が副校長先生に、私の書いた文章を見せて、緊急PTA役員会になりました。イジメられている人に、この情報を伝えるのは難しいことですが、副校長先生が学校中に広めてくれました。私は、かなり悪者扱いされたようです。自分の子供たちが絶対にイジメられない自信があったので、やってみました。

  その後、校長先生に呼ばれて、校長先生と副校長先生と私の3人で会話をして、「その仕事のどこが大変なんだ。」と言われました。PTA役員の人たちにも、「その仕事のどこが大変なの?」と聞かれました。「6年生は引っ越す人が多くて、引っ越した人に配るのは無理です。」と言って納得してもらえました。引っ越しをしなくても、住所を知らないし、住所を知っていても、卒業式の後、それもみんなが帰った後に写真を配るのは大変なことです。仕事を振る立場の人たちが、どのぐらい大変で、どのぐらい時間がかかるのか、全く分からない人たちだと分かりました。

  副校長先生は、仕事が好きな人で、無理な量の仕事をPTAにさせていました。それで、PTAの人間関係は最悪でした。私の文章を読んでくれた人が、教員人事のA係長に報告してくれたと思います。副校長先生は、仕事をやりすぎても害にならない学校に転勤しました。次に転勤してきた副校長先生は、親切で仕事のできる人でした。私たち保護者の意見を聞いてくれて、急に居心地の良い学校に変わりました。しかし、たった1年で、転勤して、他の学校の校長になりました。A係長も出世して、すぐに転勤してしまいました。

  他のブログで、教育委員会や教員人事に報告するのは、ひどいことのように書かれていますけれど、真面目に一生懸命働いている先生にとっては、悪いことではありません。ひどいことをする先生に、「ひどいことをされた。」と言う人がいないと、いつまでも、ひどいことをされ続けます。いい先生たちにも被害が及びます。問題が解決されないと、どんどん問題が複雑になり、深刻な状態になります。

  この学校では、PTA役員になるのを断ったら、子供がいじめられるかもしれないと、恐怖心を持っている人が、かなりいました。住宅ローンの返済でギリギリの生活をしている人や、病気がちの人、PTA役員になるのが大変な人たちが、無理矢理PTA役員にさせられていました。

  市役所の教員人事から、「大丈夫ですよ。PTA役員になれない理由を、担任の先生に説明してください。」という言葉をもらっただけで、安心だと思います。権限がなかったり、余計なことを言ってはいけない立場の市役所の職員は、やる気のない態度に見えますけれど、ちゃんと仕事はしてくれました。

  PTA役員決めの保護者会で、「ooさんとooさんは、病気や家庭の事情のため、PTA役員にはなれません。」と担任の先生に、言ってもらっていました。

  イベントや掃除は学生に手伝わせて、サークル活動をたくさん増やすと、PTAがお茶会サークルレベルに下がり、楽しい学校になります。PTAに苦しめられている人は、ぜひ、私の他のブログを参考にして、市役所に行って相談してみてください。

ご参考になれば幸いです。