町会・自治会のお祭りで稼ごう! 思っているよりも歓迎されるかも。

お祭りは儲かります。焼き鳥の販売は、たった2時間で売上が10万円でした。

近所の夏祭りの事ですけれど、焼き鳥を1本100円で売っていました。
夏祭りの終りの時間は夜9時なのに、5時に販売を開始して、7時前には売り切れました。
200人程度の小規模な お祭りでしたが、焼き鳥の売上が10万円でした。

あるボランティア団体が、夏祭りで、焼き鳥を販売したいと言うので、町内会の倉庫にある 焼き鳥用の道具を使って、焼き鳥を焼いてもらうことになりました。

有償ボランティア(時給500円ぐらい)が、焼き鳥を焼いて、販売して、稼いだお金のほとんどが、ボランティアの主催者の懐に入りました。

お祭りでは、 町会役員は忙しくて、町会役員には焼き鳥を焼いている暇など ありません。

お祭りへの寄付、場所代、利益の何割かを、町会に渡すなど まったく していないどころか、会計報告もありませんでした。

お祭りを盛り上げてくれたことに、感謝する人たちが大勢いますし、この時期の町内会の会計係は忙しので、目こぼしをしています。

 

夏祭りは、土曜日の1日だけですが、土曜日が雨なら、日曜日に順延になります。
2日間続けて雨なら、町内会の会館で焼き鳥を売ることになってます。
お祭りの日の年間平均 降水確率が 30%代、2日続けて雨の確率は 10%代です。
売れ残りが出たら、買ってくれそうな お年寄りのところに持っていけば、まず 買ってもらえます。
70代の女性のほとんどは、専業主婦で パートぐらいしか 外で働いたことがなくて、料理をしない人は ほとんどいません。
20年前のお惣菜は まずかったので、最近のお惣菜は かなり美味しくなっても、70代の夫から、お惣菜を買ってはいけないなどと言われている人が 思っているよりも たくさんいます。

自分で作った物以外を食べたい おばあさんたちが たくさんいて、お祭りの残り物を売りつけられたら、喜んで買ってくれます。

それに、70代の夫に言い訳ができます。
自分が楽をしたいから、家事を怠けたいからではなく、「近所付き合いのため」「町内会のため」仕方がなく買ったなどと言い訳ができます。

この町内会のお祭りでは、廃棄ロスを考えなくていいので、かなり楽な商売です。

 

経済産業省の計算によると、飲食店の営業利益率は、平均で8.6%で、上場企業でも、利益率が10%以上の飲食店は、ほとんどないそうです。2016/11/30

焼き鳥の原価は安いので、ほとんどが儲けです。商売上手の人なら、もっと焼き鳥の本数を準備していたかもしれません。

町内会のお祭りなので、見た目がヤクザっぽい人は、拒否されますが、ボランティア団体やサークル活動の活動費用を稼ぐなどの名目にすれば、夏祭りの参加を許可されます。

ゴルフサークルという訳の分からないサークルもいました。

町内会の夏祭りは、他の町内会の夏祭りの日程と重ならないように、できるだけ、バラバラの日にちに なるような 日程が組まれています。上手に、他の町内会の夏祭りに参加したり、他のイベントにも参加できれば、かなり儲かります。

テキ屋は、暴力団にショバ代を払っても、生活費が残るぐらい、お祭りで稼いでいました。
テキ屋とは、お祭りや縁日で屋台を出店し、飲食などの販売を行う商人です。
たこ焼き・焼きそば等の食品や、射的・くじ引き・金魚すくい と様々なことで、お祭りの非日常感を盛り上げていました。
2011年に、暴力団の資金源を立つことを目的とした暴力団排除条例が全国に施行されました。
今まで、この地域の市役所主催のお祭りで 屋台を出す場合、ショバ代 3万円を暴力団に支払っていました。暴力団と関わり合いになりたくないので、一般の人は なかなか出店はできませんでした。
テキ屋 」イコール 「ヤクザ」だと思っている人が大勢いるので、町内会のお祭りでは、テキ屋を排除しています。

最近は 町会に若者が参加しなくなり、賑わいもなく、お祭りがつまらなくて、幽霊が出そうな寂しいお祭りも多くなりました。

町会長さんたちは、お祭りの集客に悩んでいます。

ですから、お祭りを盛り上げてくれるボランティア団体やサークルは、ありがたい存在です。

近所にはレストランがありませんし、近所のお祭りの屋台で、焼き鳥などを食べるのが好きですが、数が少ないので、寂しいです。
人は楽しいところに集まり、人が集まるところでは、いろいろと儲けることができます。

町会・自治会を利用して、商売をする人が増えれば、もっと にぎやかな町会・自治会になるかもしれません。

ぜひ、町会・自治会に参加してみてください。