町会・自治会の参加者を増やす方法【その三】学生が町会・自治会で体験学習すると、いろいろな職業の人と知り合えて、就活にも役に立つ。

インターネット上では、町会・自治会の悪口が多すぎます。町会・自治会は、暇なお年寄りの たまり場で、意味のない活動をしている集団に見えます。だったら、若い人たちに都合の良い集団になって もらえばいいので、提案書を書いてみました。

2019年2〜3月に、市役所・町会長30人に送ったら、提出した1ヵ月後に、市役所に新しい課ができました。
以下、提出した内容の抜粋です。
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町会長さんたちは 全員、自分に自信のある人たちで、頭が良くて、立派で、尊敬したくなる人ばかりです。ほとんどの学生は、老害と言われるような お年寄りを見てきて、お年寄りとは付き合いたくないと思っています。町会長さんたちは、男の子の目標にしてもいい男性が多く、学生には、かっこいい熟年と付き合う機会を設けたほうがいいと思います。
A会長のスピーチは、かっこよくて うらやましいです。B会長は、トップセールスマンだったので、女性が憧れる かっこよさがあります。
学生には町会での体験学習は必要だと思います。

 

お祭りなどのイベントを学生に手伝わせるなど、才能を発見させる機会を与えてみては いかがでしょうか。
【  才能 = 得意なことで人の役に立つ能力                   】
【          = 得意なこと ×  好きなこと ×  社会のニーズ   】

職場体験は市役所の方針の実施であり、学校行事ではないので、市役所が助成金を出しています。

しかし、職場体験に協力してくれる事業所の数が少なく、生徒数に応じた体験場所を確保するのは難しいようです。
ほとんどの学生は、世の中に どのような職業があるのか 分からなくて、テレビのイメージで職業を選んでいます。

学生が、いろいろな分野の仕事をした人たちと知り合うと、向いている仕事につける可能性が高くなります。

最近は、余裕のある企業が少なくなり、社員教育にお金と時間をかけるのが難しくなりました。社会に出たら教えてくれる人が少なくなり、失敗も許されなくなりました。

町会で 体験学習をした場合、町会役員と学生は、お互いに どのようにつき合ったらいいのか、とまどうと思います。いろいろな摩擦や苦労があるかもしれませんけれど、就職活動の時、その体験は絶対に役に立ちます。学生時代に たくさん失敗しておくと、社会に出てから失敗が減ります。いろいろな立場の人たちを知ることで、社会に出る恐怖心が、わずかかもしれませんが 減るので、確実にニートは減ると思います。
「めんどくさい」と言いながら、嫌々参加する学生も いるかもしれませんが、この体験が役に立つのは 5〜10年後かもしれません。これからの時代、学生が将来必要になることを 今のうちから体験させるように 何かをしてあげることが 必要になりました。

お祭りは、建築・土木の人たちが、1番かっこよく見える場所だと思います。ブルーシートをたたむのも、こんなに美しく たためるのかと感動しました。見た目はイマイチなおじさんでも、無駄のない動きは、かっこいいものです。
建設現場に体験学習をさせるのは難しいけれど、お祭りの準備に学生を参加させるのは簡単です。
ところで、職人にとっては、弟子をとるメリットはありません。人に教えるのは面倒で、弟子は変なミスをします。苦労して一人前に育てたら、独立してライバルになります。
最近、職業訓練校や企業で職人を育てようとしていますけれど、集まる人数は少ないようです。
町会長さんたちが協力してくれたら、職人が、子供のあこがれる仕事になるかもしれません。

 

簡単に思える作業でも、教えてくれる人が必要です。
例えば、高専の△△部では、1年生の頃から学園祭で、焼き鳥を焼いていて、5年生では、かなりの技能になります。上級生が下級生に焼き方の指導をする伝統があって、ここの焼き鳥より、おいしい焼き鳥を食べたことがないと言えるぐらいのおいしさです。
1番ひどかったのは、oo大学の学園祭でした。食材は良かったのに、焼く人たちが下手で、焦げているか 生焼けでした。上下関係と伝統は大切です。

 

職人は底辺扱いされていますが、底辺と言われている人たちが世の中を支えています。職人に敬意を払う国は栄え、仕事を蔑む国は滅びます。今は一級建築士よりも稼いでいる職人さんは大勢います。

技能を身に付けるのに時間がかかるので、職人に向いている人は、無理に大学に行かないで、さっさと就職して、さらに上の技能を目指したほうがいいと思います。

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私の母のように、「大学に進学しないと、良いところに就職できない」とバカなことを言う お年寄りもいます。テレビに騙されて、でたらめなことを言う、不愉快な人もいます。
社長さんは、ほとんどが、50代、60代、70代の男性なので、その年代の人と付き合うのは、デメリットよりも、メリットの方が多いはずです。
子供が興味を持った職業の人と 直接おしゃべりが できる事は良いことです。

60代、70代で、現役で働いている人は、どのような職種、能力、人柄か、分かるのも面白いかもしれません。
どのような人が幸せな人か分かると、目指す方向性が分かり、幸せな人が増えると思います。


ご参考になれば幸いです。