大学に行くと、遊びぐせがつくし、引きこもりになりやすい。高学歴ニートになるよりは、低学歴フリーターの方がマシ。大学に進学すると、親の理想が高くなりすぎる。大学に行く目的がない人は大学に行くのは、やめましょう!

大学受験が終わったら、暇になります。受験勉強しか、してこなかった人が、急に暇になると、何をしていいのか分からなくなり、途方にくれます。大学は、部活に入ったり、何かしないと、すぐに「ぼっち」になって、簡単に、引きこもりに、なりやすい環境です。大学の授業は、びっくりするくらい、少ないのです。
特に、私立大学の授業がスカスカで、4年間、家でゴロゴロした人は大勢います。
春休み2ヶ月、夏休み2ヶ月、休みが多く、突然、休講になる授業もたくさんあって、たいして学校では勉強していません。


卒業に必要な単位数……             4年間で124単位
1科目=2単位……15回× 90分 = 4140分(22.5時間)
4年間の授業時間……                 1395時間


(例) 1年生    前期 20単位  後期 22単位
       2年生    前期 24単位  後期 24単位
       3年生    前期 18単位  後期  8単位
       4年生    前期  6単位   後期  2単位


それに、大学では、ただの遊び友達を作るのは、難しいかもしれません。大学は、情報交換をして、お互いに高め合う場だと思うと、知り合いが増えて、自然と友達ができます。高校とは、状況が違います。
大学で、良い成績をとって、良い就職をするには、情報が必要です。メリットのある人との付き合いが優先されます。大学に入ったら、メリットのある人と付き合って、その中で、気の合った人と友達になりました。
部活に入ったら、過去問など、情報をもらえますが、部費と雑用を提供する必要があります。情報はタダではありません。上手に大学生活を送るのに、情報戦は必要です。
大学は、固定のクラスもなく、講義は、毎回、別の教室でするので、移動が忙しくて、移動中の短い時間だけでは、友達にはなれません。
友達になっても、家が遠かったり、バイトの時間が合わなくて、学校の休みの日に会うのが大変です。
私の兄たちは、大学では、友達ができなかったようです。


昔は学歴が良ければ、それなりの会社に入れました。しかし、今は、使えない人間は雇いません。子供を一流大学に入れても、学校の勉強しか、できない人は、ブラック人材です。せっかく苦労して育てたのに、子供がニートになったら、親は泣くしかありません。

年寄りでも仕事にありつける能力や、ひどい状況になっても生きていける能力を身に付けるのに、大学と大学受験が邪魔なので、うちの子供たちは大学には行きませんでした。
学習塾に忙しくて、服・下着・靴下・文具など、買い物を全て母親にしてもらって、家事を手伝わないどころか、自分の部屋の掃除や片付けもしたことがない人は、かなりの確率でブラック人材になります。
親に、勉強できる環境を整えてもらえばもらうほど、雑用をする能力が身に付きません。
大学受験があると、高校3年生まで、アルバイトをするのが難しくて、挨拶や、お金を稼ぐ能力など、社会人として必要な能力が身に付きません。社会人になってから、くだらないことで苦労します。

 

大卒の進路   2019年   就職78.0%、進学11.4%、その他10.6%
                     2003年   就職55.1%、進学11.4%、その他33.5%

(2016年文部科学省……正社員71.3%、非正規雇用3.4%、進学12.1%、フリーター1.8%、ニート8.7%、その他2.7%)


就職氷河期は、フリーター・ニート・家事手伝いなど、就職も進学もしない人が、大卒の33.5%もいました。
現在、好景気なのに、10人に1人はニートだそうです。不景気になったら、もっと増えます。

大学の4年間も、ダラダラと過ごすと、コミニケーション能力が落ちて、ますますニートになりやすくなります。
昔は大学に期待していなくて、会社に入社してから、使える人間に育てていましたが、今は、使えない人間は、正社員になるのが難しくなりました。
15歳、18歳ですと、できなくて当たり前だと思われているので、失敗してもあまり怒られませんし、丁寧に教えてもらえます。25歳過ぎると、できて当たり前と思われて、丁寧に教えてくれる人が減ったり、失敗が許されなくなります。
これからは、学歴よりも、人から必要とされる能力をたくさん持っている人が、より良い人生を歩めます。ですから、学校の勉強しか、しなかった人は、ブラック人材になりやすいので、危険です。
うちの子供たちが小学6年生の時、りんごの皮をむける人は、うちの子供たちしか、いませんでした。できないことが多すぎると、ダメ人間扱いされます。

うちの子供たちは、小学生・中学生の時は、洗濯・掃除・料理をさせ、高校生でアルバイトをして、いろいろなことができるようになってもらいました。特別に勉強ができる人以外は、大学に行かないで、さっさと就職した方が安全です。
私の兄2人は、大卒ですけれど、会社をリストラされ、今は派遣社員をしています。2人とも、大学に行かないで、さっさと就職した方が幸せだったと思います。兄たちは、大学4年間、「ぼっち」だったので、人と付き合う能力が落ちました。特に、女性と会話をする機会がなくなり、まわりに女性がいなかったので、とうとう結婚をしませんでした。それに、私の母は、子供を苦労して大学に進学させたので、馬鹿みたいに理想が高くなって、兄たちは結婚できませんでした。
これからの若い人たちの方が、学歴にこだわったら、結婚できなくなるので、学歴にこだわらない人が増えます。中卒・高卒でも、収入のある男性の方が結婚できます。しかし、親が邪魔したり、親の意見を聞きすぎる人は、ますます結婚できなくなりました。昔と比べて、正社員で収入のある男性が減ったので、昔のような高望みはできません。
高学歴の女性でも、年収100万円の人が増え、女性の方が、結婚できないと貧困が待っています。
うちの息子は、料理上手で、中卒だけれど、年収1,000万円レベルの職人になって、楽に結婚ができそうです。ちなみに、いつもニコニコしていて、人生が楽しそうです。
ご参考になれば幸いです。