保健室の先生に、ひどい手当てをされたので、市役所・校長に報告をしたら、保健室が変わり、保健室の先生が仕事をするようになった。

  あの保健室の先生は、病気を悪化させるから、保健室に近づいてはいけないと言われるぐらい、ひどかったので、市役所に報告しました。半年後、保健室を見たら、保健室は癒される空間に変わり、保健室の先生の髪型・服・化粧も上品になり、小学校の勤務にふさわしい姿になっていました。

  小学2年生の息子が、学校で転んで、手のひらに怪我をして、保健室で絆創膏を貼ってもらいました。次の日、新しい絆創膏に張り替えようとして、手のひらを見て、ショックを受けました。

  手のひらの皮の中に砂(小さい石)が入り込んでいました。保健室の先生が、息子の手を洗わないで、砂粒をちゃんと取らないで、消毒もしないで、絆創膏を貼っただけでした。

  手のひらの皮の下の石粒2mmと1mmが、生きている正常組織のほうに入り込んでいたので、そのまま残り、外傷性タトゥーが、一生、残るところでした。歯石取りで、石を取り除き、化膿しないように、よく洗いました。

  傷はしっかりと洗って異物を洗い流すことが基本です。傷ができて、すぐに洗うことが重要で、異物をしっかりと取り除けずに、そのままの状態で治癒してしまうと、外傷性タトゥーになってしまいます。そうなってからでは、除去が非常に難しくなります。この保健室の先生さえ、余計なことをしなければ、家に帰って来て、すぐに歯石取りで取り除けたのに、保健室の先生を信じたせいで、手当てが遅れてしまいました。絆創膏を取り替えようとしなかったら、化膿しなかったとしても、手のひらに、砂が残ったままになり、黒いつぶつぶのある汚い手になっていたかもしれません。

  5年生の娘に「保健室に行く方が悪い。うちの学校では、どんなに苦しくても、保健室に行ってはいけないって有名なんだけれど、友達とか、保健室に行ったら、ひどいことされたから、二度と行かないと言っていた。」と、説明してもらいました。

  あまりにも、ひどいことなので、市役所に報告することにしました。今まで市役所には、書類の手続きしか、行ったことがないから、どこの部署に相談に行ったらいいか、分からないけれど、たらい回しにされる覚悟で、市役所に行きました。

  市役所の指導課に行って、誰に声をかけていいのか迷っていたら、私より、年下の職員に声をかけられました。見た目がお茶くみの女の人で、下っ端だと思っていました。相談室に連れて行かれて、30分以上会話をしました。

  うちの学校が、あまりにもひどいので、保健室の事だけではなく、他のことも全部話してみました。この女の人は、ものすごく頭が良くて、うちの学校の教員の名前を全員、覚えているだけではなく、どんな先生か、ということまで、何も見ないで、すらすら説明してくれました。聖書を丸暗記しているユダヤ人ぐらい、記憶力の良い人でした。「まず、校長に言ってみてください。校長が何もしないようでしたら、こちらで対処します。」と言って、別れました。大きな机に、荷物を置いていたので、係長さんだと分かりました。

  早速、校長先生に電話をしました。「市役所の〇〇さんに、校長先生に話すように言われたんですけれど、2年1組の鈴木〇〇は、保健室の先生から、ひどい手当てをされました。」「校長先生から、保健室の先生に注意してもらえませんか。」と、頼んでみました。

  学校に行く用事があった時、校長先生と保健室の先生から、謝罪を受けました。しかし、保健室の先生の姿を見て、許してはいけない気がしました。初めて、この学校の保健室の先生を見たときは、ヤクザ?みたいな姿にびっくりしました。髪は変なパーマをして、化粧と服はケバくて下品で、夜の商売をしている人みたいで、小学校には、ふさわしくありませんでした。

  半年後、2回目に会った時は、全く別の人に変わっていました。優しくて、品のある  化粧・服・髪型で、自信のある笑顔になっていました。人間はここまで変われるのかと驚きました。保健室も癒される空間に変わっていました。生徒だけではなく先生まで悩みを相談しに行く場所になっていました。6年生になった娘も、保健室がどれだけ居心地が良い場所か、説明してくれました。勇気をふりしぼって、市役所に報告に行っただけで、ここまで保健室が変わりました。

  ちなみに、この市役所の係長をしている女の人は、にこやかで優しそうな人でしたけれど、校長先生は怖かったらしく、2年後、この係長が出世して転勤になったときは、大変、うれしそうでした。

  上に報告しないと、いつまでも問題が解決されないので、何かありましたら、皆さんも、ぜひ、市役所に報告に行ってください