市役所がやってくれるから、自治会・町会はいらない?市役所をあてにしすぎ。自治会・町会がなくなると、街路灯が減り、街が汚くなって、犯罪が増える。
自治会・町会がどのような仕事をしているか 知らない人が多くて、自治会・町会はいらないと勘違いしている人が大勢いるようです。
① 最近まで、市役所が 街路灯の設置や交換をしていると思っていました。
競馬場、競輪場、工場のある地域では、市役所にお金があるので、市民サービスが良く、市役所が街路灯の設置・交換をしています。
しかし、若い人が少なく、住宅しかない地域では、市民税が少ないので、市役所が 街路灯の設置・交換をする余裕がなくて、自治会・町会にまかせています。
設置・交換の費用も、町会費から半額 負担してもらっています。
町会役員が民間業者に頼んで、街路灯の設置・交換をして、かかった費用は、半額 町会費から払って、半額 市役所から補助金として請求します。
( 公衆街路灯設置事業の補助金…かかった費用の半額 )
集合住宅が多くて、自治会・町会の加入率が低いところでは、町会費がギリギリのところもあります。
自治会・町会によって、町会費も1世帯 月に200円〜500円、額がバラバラです。
② 町内会には、一斉 清掃デーなどのイベントがあって、普段 町内会に参加しない人たちも、公園や道路のゴミ拾いや 草むしりなどをして、近所の人たちと交流をしています。
近所の人たちを知る きっかけにもなるし、近所同士が仲が良い地域では、泥棒が入りにくくなり、防犯にもなります。
市役所が 業者に公園・道路の清掃・草刈りを頼まなくて済むので、その分の費用が節約できます。
参加したくない人は参加しなくてもいいけれど、町会役員としたら、できたら参加してもらいたいと思っています。
③ ドブが壊れたり、何かあったら、町会役員が 市役所に報告して、修理をしてもらっているので、市役所としたら、その調査費用がかからないので、税金の節約になっています。
④ 空き家の調査は、自治会・町会でやっています。
[ 市役所 → 町会長 → 町会役員 ]
町会長は、市役所から郵送された手紙をもらって、町会の定例会で、町会役員たちに空き家の調査を依頼します。
近所のことなので、どこが空き家なのか、すぐに分かります。
次の定例会の時に、町会役員たちが調査した情報を集めて、市役所に郵送すれば、おしまいです。
調査方法や不動産のことを よく知らない町会長は、町会長の会で、他の町会長さんに詳しく教えてもらえるので、空き家調査のできない自治会・町会は、ほとんどなくなります。
⑤ 町会長や町会役員が、近所トラブルなど、さりげなく問題を解決しています。
難しい問題もありますが、他の町会長や役所にも相談して、かなり頑張っています。
⑥ 市役所から送られてきた ビラをポスティング、ポスターを掲示板に貼っています。
私も、市役所の仕事だと、勘違いしていました。
これを全部、市役所だけがやっていったら、いくら税金があっても足りません。
町会役員の下っ端に、お馬鹿さんがいて、強制ではないのに、PTAのような強制労働をさせようとした人もいました。
町会長になる人は、バランス感覚が良い人が多くて、人を大切にするので、無理な事はさせません。
町会役員で、役職がついている人ほど、変な人の数が減ります。
10年以上、楽に町会役員を続けられるような仕組みになっています。
若い人たちの加入が減って、自治会・町会が機能しなくなると、市民税の少ない地域では、街路灯が減り、街が汚くなり、生活が不便になるだけではなく、犯罪も増えるかもしれません。
ごくまれに、陰の支配者が町内会を牛耳っている自治会・町会もあります。
おかしな自治会・町会に入れとは言いませんが、できるだけ、自治会・町会に加入してください。
町内会に参加しない人も、できましたら、町会費は払ってあげてください。
人間は、なくなったからではないと、その価値に気がつかないものかもしれませんが、一度なくなってしまったものを新しく作り出すのは大変なことです。
自治会・町会に入会して、嫌だったら、すぐに辞められますので、できたら入会してみてください。
自治会・町会がなくならないように、できるだけ協力をお願いします。