積極的不登校を勧める理由。ホームスクール+塾+習い事+家事+遊びというバランスの良い生活ができる。

蔭山英男の本に「小学校は託児所だと思え」などと書いてありました。小学1年〜中学3年の9年間、授業9000コマは時間の無駄だったと思っている人はかなりいます。

長女が小6の個人面談の時、担任の先生に「昔はどんなに貧しくても子供のために塾に通わせました。学校では、中の下しか教えません。」と言われました。

小学6年生で漢字検定3級に合格しているのに、全国一斉テストでは、国語は平均点以下でした。国語の問題を解く練習をまったくしていないので、点数が取れなくて当たり前です。学校で習っていないところが出題されました。

学校と学習塾の両方に通ったら、睡眠時間は短くなるし、勉強以外のことができなくなります。中学受験をするんだったら、小学校の授業は勉強の邪魔です。

今の教育システムでは、大学受験をする場合、学習塾は勉強をするところですが、すでに学習塾で勉強しているので公立学校の授業は、勉強をしているふりをするところになっています。

子供の大学をどうするのか、さんざん悩みました。子供の睡眠時間が11時間なので勉強時間はどうしたらいいのか、習い事をやめて学習塾に行かせたほうがいいのか、私立中学から私立大学までにかかるお金を計算したり、過酷な受験勉強をして大学に進学することが子供にとって幸せなのか、さんざん考えました。

いろいろと調べてみました。女の子の場合、大学に進学するよりも、高専や商業・工業高校から就職する方が良い会社に入社しやすいので、大学をあきらめることにしました。それに、あまりにも高学歴すぎると結婚相手が少なくなりますし、相手の男性が収入のある高専卒・高卒でもいいと思いました。

20年前、文部科学省がホームスクーリングを認めてくれていたら、ホームスクーリングをしていました。もっといろいろなことができる人間に育てていたかもしれません。

20年前、子供の英語の勉強のために、アメリカ人がたくさんいるキリスト教の教会に通いました。そこで知り合った子供たちを何度もいろいろなところに遊びに連れて行きました。

そのキリスト教の教会に通っている白人の子供たちは、ほとんどがホームスクーリングをしていました。日曜日は教会に行き、平日は習い事をたくさんしていました。

近くの米軍基地あり、基地の中に住んでいるアメリカ人は、黒人は基地の中の小学校に通っていて、白人はホームスクーリングをしていました。最初は、小学校に通えないなんて、なんてかわいそうなんだろうと勘違いをしていました。

22年前、ホームスクーリングをしている米軍基地の白人の家に遊びに行きました。9歳の女の子と7歳の男の子の家でした。家には工作キットがたくさんありました。近所の幼児の面倒を見ていて、家事も手伝っていました。「ターキーを見たことがない」と言ったら、7歳の男の子がパソコンを操作して、ターキーの画像をプリントアウトして持ってきてくれました。

基地の中は、公立小学校しかなくて、私立小学校がないから、ホームスクールにしていると言っていました。

日本語のできないアメリカ人にとって、日本の小学校の準備は難しくて、英語のできる日本人の友人に頼るしかないので、かなり教育熱心な人しか、日本の小学校には通わせていませんでした。9歳の白人の男の子が、日本の小学校に通って1年半で、漢字まで読めるようになっていました。私の英語よりも、彼の日本語の方が上手でした。私は英語をかなり勉強しました。しかし、出川英語です。

 20年前に、日本でホームスクールをしようとしたら大変でした。私の知り合いは、アメリカ人と結婚して、米軍の基地の外、つまり日本に住んでいて、ホームスクーリングをしたら、時々、児童相談所や市役所の職員が様子を見に来ていたそうです。

米軍の電気工事士をしている人と結婚した友人は、アメリカの公立高校では、理系大学を卒業できないなどと言っていました。旦那さんは、大学で電気工学を勉強しました。私立高校に通っていたけれど、近所に理系大学の進学に強い私立高校がなくて、下宿費用を出せるほどのお金がなかったので、その高校に行けなくて、数学で苦労したと言っていました。大学はギリギリ運良く卒業できたそうです。

最近では、公立に通わせたくないけれど、学費が高い私立にも通わせたくない人たちがホームスクーリングを選択しているようです。

ホームスクーリングをすると社会性が身に付かないなどと言っている人たちがいましたけれど、そのような事はありませんでした。キリスト教の教会に通ったり、習い事や遊びに行ったり、友達がたくさんいました。それに、ベビーシッターをしたり、家事を手伝っていました。すごくお利口さんばかりでした。

勉強ができるだけではなく、手先が器用で子供の面倒も見れて、料理も雑用もできる男性など、日本にはめったにいません。結婚したくなるような男性を育てていました。

ご参考になれば幸いです。